116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 21:06:16.39 ID:YU5czjZ8o
「まどかの願いがそのまま叶えられれば、これまでの僕らの努力はすべて水泡に帰してしまう。そして今後、取り戻すこともできないだろう。
だから僕は彼女の願いを別の解釈で叶えることにしたのさ。そうすることで、再び世界を改編できるチャンスを残したんだよ。
魔女システムを復元させるため――あるいはより良い世界を作るためのね。
そしてまさに今、そのチャンスを僕は手にしているわけだ。計画は成功したんだよ。
――さて。僕らの計画、その目的がわかるかい。美樹さやか」
【なんだっていうのさ】
「もちろん、エネルギーを得るのさ。この星の人類すべてからね。君たちはエネルギーの供給源として実に素晴らしい。
この計画の最終フェイズはね、世界を変える力を使って、感情エネルギー発生系として君たち人類をより効率的な存在へと改編することなんだ」
「ふざけんじゃねえ! アタシらをなんだと思ってやがる!」
激昂した杏子が槍を掴み直して床を蹴った。
「その反応は理不尽だよ、杏子。君たちだって家畜の品種改良を――聞いてないね。しかたない」
卒然、闇が勢いよく立ち上がる。
その瞳に感情はない。
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