144:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 23:32:38.73 ID:YU5czjZ8o
《あはは! ムダだよ! わたしは因果を操る円環の理を従えてるんだから! もう、誰にも、わたしの邪魔をさせないよ!》
無造作にその矢を手で受け止め、吸収する魔獣。
【くそぉっ! どうしてよ! どうしてあんたこんなことすんのよ!】
存在の内側に撃ち込まれた崩壊因果に快復を阻止されつつも、なんとか施術するさやか。
だが左腕はいっさい動かない。
魔獣は嗤った。
《どうして? ふふ。わかりきってるよね! わたしは、すべてを救済しようとする鹿目まどかの魔女の対称として生まれたんだ。
『わたし』がみんなの幸せを願う限り、わたしはみんなを絶望させ、祟り、滅ぼすんだよ!》
まどかが唇を噛んだ。
「知るか! くたばりやがれッ!」
あるのかないのかもよくわからない床を蹴立てて杏子が疾駆する。
「杏子ちゃん! 待って!」
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