52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/30(土) 22:08:46.32 ID:ZYNIhJico
「あいつはホントに、今の世界が自分のせいだって思ってるのか?」
「きっと、鹿目さんはみんなわかってるのよ。改編の願いをキュゥべえが素直に叶えなかったことも、改めて改編するためにキュゥべえの策に乗るしかないことも」
「願いをねじまげて叶える、か。くそっ、まるきり悪魔じゃねーか!」
しばらく、二人は黙ったまま走り続けた。
「アタシさぁ、なんっかひっかかるんだよなー」
「……鹿目さんのこと?」
「いや……、うん、そうかもな。あのさ、まどかは世界を改編する力を倒そうとしてるんだろ?」
「ええ。そうね」
「なぁ、やっぱりなにかおかしくないか? なんで概念そのものが"なにかしようと思う"んだ?」
「それは……、そうかもしれないけど。でも、そう言ったのはキュゥべえなんでしょう? それなら――」
「――あいつが嘘をつかないからといって、喋っていることが正しいとは限らないだろ。アタシは、今回あいつは勘違いをしてるんじゃないかと思う」
「勘違い?」
「ああ。感情がない自分たちが意志を持つように、概念もまたそうだ、って」
「だとしたら、鹿目さんが倒そうとしているのは……」
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