92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 01:19:50.70 ID:YU5czjZ8o
闇は微笑んで、指を離した。
ひょうと飛んだ矢が杏子の胸に直撃する。
「がは……ッ!」
反応することもできずに杏子が吹き飛び、床を転がって、壁にぶつかって止まる。
「佐倉、さんっ!」
額に汗を浮かべたマミが重い身体を引きずるようにして杏子へと向かう。
闇が手を伸ばすと、放り出されたまどかの体が光に溶け、その指先へと吸い込まれた。
「ま、どか――ぁ……っ!」
震えながら立ち上がろうとするほむらを見てくすくすと嗤い、
《そこでおとなしく見ているといいよ。世界が絶望でいっぱいになるのをね!》
楽しそうに、軽い足取りでまどかの闇は通路へと消えていった。
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