93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 01:21:41.58 ID:YU5czjZ8o
23
ノイズがかったクラシックが流れている。
よく知るカフェに制服姿のさやかはひとり気怠げに座っていた。
夕日に照らされた店内にはほかに誰もいない。
94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 01:25:04.15 ID:YU5czjZ8o
「あんたも、それに力を貸してくれるって思ってたんだけどな」
【………】
「だめなの?」
95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 01:28:42.48 ID:YU5czjZ8o
24
「!」
がばっとさやかは起き上がった。
96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 01:32:15.74 ID:YU5czjZ8o
「攻撃を胸に喰らってしまって、傷は塞いだのだけれど意識が戻らなくて、」
涙目のマミに強くうなずいて、さやかは膝をついて杏子に手をかざした。
「代わります、マミさんは休んで下さい」
97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 01:35:09.78 ID:YU5czjZ8o
「ほっ!」
さやかが変身。
黒を基調にした軽装に、鎧篭手と漆黒の剣。
魔獣の力を得たさやかの新しい姿である。
98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/31(日) 01:36:14.77 ID:YU5czjZ8o
あれ?今日はここまでで
99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 13:20:16.94 ID:YU5czjZ8o
25
四人がたどり着いたのは、不思議な光に満たされた伽藍である。
正面の祭壇の前で少女の姿をした闇と感情のない地球外生命体が待ち構えていた。
100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 13:24:42.26 ID:YU5czjZ8o
さやかが両手の黒刀を握り直す。
【あんたなんかに終わらせやしない。あたしが見つけたのは、世界を守る力だ!】
ほむらが矢をつがえる。
101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 13:30:55.44 ID:YU5czjZ8o
「だから、君はもう休んでいいんじゃないかな。二度と目覚めない、絶望のなかでね」
「……!」
「てめえッ」
102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 13:33:48.26 ID:YU5czjZ8o
撃ち込まれたほむらの矢をかわしながら杏子をさやかへと投げる闇。
びしゃびしゃと血をこぼす杏子を抱き留めてさやかは後退。即座に治癒を開始。
「それじゃあ始めるよ。さぁ、君の力で世界を変えよう――まどか」
103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 13:38:59.69 ID:YU5czjZ8o
《あはは、あははははは!》
意志に関係なく身体を震わせながら四人はそれを見つめるしかできない。
《すごい、すごいよ! なんでもできる、なにもかもわたしの思うままだよ! 世界は、これで終わる!》
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