過去ログ - 劇場版・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
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44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/29(金) 23:35:52.72 ID:4764DHEAO
〜39〜

御坂「で、何であんた達がこんな時間にこんな所にいるのよ?」

麦野「テメエには関係ねえだろ御坂。とっとと寮に帰ったら?」

そう思案していた矢先、麦野は立ち寄ったコンビニで立ち読みしている御坂とばったり出会してしまった。
端から見れば互いの額に銃口を突き付けているに等しい緊張感なのだが、その麦野の持つ買い物カゴへと。

禁書目録「しずり!ハーゲンダッツ食べたいかも!苺ミルク!」

鳴護「沈利ちゃんのシャケ弁ってこれだったっけ?えーと後は」

麦野「〜〜〜〜〜〜」

御坂「ぷっ、あんた達大物ねえ?沈利ちゃんって、ぷぷぷ……」

麦野「アイス戻せ!シャケ弁はそれじゃねえ!お前も笑うな!」

トイレから戻ったインデックスが各フレーバーごとにアイスを放り込み、鳴護は状況がわかっていないのか至ってマイペースだ。
麦野もてんこ盛りの買い物カゴを抱えて睨み合いなどどうあってもさまにならず、御坂も二人を見ている内に気が削がれたのか。

御坂「人間嫌いのあんたにしては珍しいじゃない。こういうの」

麦野「私が嫌いなのはテメエだけ。好きでやってるんじゃない」

唇を尖らせたインデックスと頬を膨らませた鳴護がアイスを戻しに行くのを横目に、麦野が溜め息を吐く。
だが御坂はその光景に二ヶ月前の出来事を既視していた。それは、インデックスの記憶を巡るあの戦いだ。

御坂「……今度のトラブルはあの子?」

麦野「テメエには関係ないでしょう?」

御坂「関係なくない。私、言ったもん」

麦野「ああ?」

御坂「困った事があれば連絡してって」

そこで御坂が鳴護との馴れ初めを話す。それは彼女が路上で歌っている時、スキルアウトに絡まれたのだ。
ショバ代を寄越せと因縁をつけて来た連中を、御坂が追い払い、今度も同じような事があれば連絡してと。

御坂「それにあんたは、あいつもいないでシスター以外の人間と一緒にいるほど人好きなんて思えないし」

麦野「………………」

御坂「また、前みたいな事になってるの?あの夏の時みたいに」

禁書目録「それはね!」

麦野「おい!」

するとそこへ、ハーゲンダッツではなくレディーボーデンを抱えたインデックスが戻り、間に入って来て。

禁書目録「しずり、ありさと短髪は、私の友達でもあるんだよ」

麦野「……ちっ」

事のあらましを、御坂に語って聞かせた。



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