過去ログ - 劇場版・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
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[saga]
2013/03/29(金) 23:36:20.15 ID:4764DHEAO
〜40〜
御坂「成る程ね。あの時の神父と女の人がまた襲って来て……」
麦野「あの時殺しておけば良かったって心底後悔させられてる」
御坂「それはあの二人組?それとも私の事言ってんの?第四位」
麦野「両方、と言いたい所だけどあんたは“まだ”敵じゃない」
御坂「……そうね、私とあんたは“まだ”一度も戦っていない」
コンビニから出た後、四人は近くの公園へ立ち寄りライトアップされたカナール(水路)噴水の縁に腰掛け、星を見上げていた。
より正確には靴を脱いで水に足を浸す鳴護とインデックスを、少し離れた所から麦野と御坂が見守りながら話し込んでいる形だ。
御坂「でも……」
麦野「………………」
御坂「もう一度、一緒に戦うんなら私はあんたの力になれるよ」
麦野「おい」
御坂「勘違いしないで。あんたの為でも、あの子の為でも、あいつの為でもない。私自身の為に戦うのよ」
その言葉に、麦野はライトアップに照らされた御坂と、星明かりに照らされた上条の顔をダブらせて見た。
反対に御坂は鳴護を見やる。約束を果たしたいと言う思いと、麦野にあの戦いでの借りを返したい想いと。
麦野「その代わり条件があるわ」
御坂「……後で聞くわ。おーい」
鳴護「なーにー?」
御坂「明日のライブねー!私もついて行くからよろしくねー!」
両手をメガホンのようにして叫び、御坂が水に足をつけた鳴護へと駆けて行き、代わってインデックスが。
麦野「……インデックス、あんた、ここまで見越して話したろ」
禁書目録「うん。こうしてしずりが怒る事もわかってたんだよ」
水と光に照らされた二人を振り返りつつ、前髪をかきあげながら憮然とする麦野の元へ素足で戻って来る。
悪戯がバレた娘と、叱る母親のように向かい合う二人の姿。インデックスはペロッと舌を出して微笑んで。
禁書目録「しずりは優しいからね」
インデックスは知っている。ある点において、麦野は自分より御坂を高く評価している事も。それと共に。
麦野「……あんた、やっぱりアイス抜き」
禁書目録「前言撤回!優しくないかも!」
鳴護「どうしたのインデックスちゃーん」
御坂「意地悪な継母にいじめられたー?」
麦野「死ね!」
夜が更けて行く。
麦野「(優しくないわよ。私はあんたを使える道具としてしか見てないんだからさ。悪く思うなよ御坂)」
色濃い闇と共に。
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