過去ログ - 雪歩「スプリング・スノウ」
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27: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/03/30(土) 02:18:22.34 ID:DOCYTEs60

 ゆっくりと、歩き出した。

貴音「真は、皆に愛されていますね。実感します」

以下略



28: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/03/30(土) 02:21:07.23 ID:DOCYTEs60

雪歩「目を……」

貴音「普段は、真が王子様の役を買って出ることが多いですが……」

以下略



29: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/03/30(土) 02:28:01.74 ID:DOCYTEs60

貴音「……さすがに、口づけは出来ませんが」

雪歩「…………」

以下略



30: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/03/30(土) 02:34:48.35 ID:DOCYTEs60

貴音「あの時、誰よりも雪歩のドラマ主演を喜んでいたのは、真ではありませんか?」

雪歩「えっ?」

以下略



31: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/03/30(土) 02:36:47.05 ID:DOCYTEs60

 私、四条さんに言ったっけ。
 悩んでいる内容。

貴音「ふふっ」
以下略



32: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/03/30(土) 02:40:44.93 ID:DOCYTEs60

貴音「ええ。……手が温かい人は、思いやりのある人だと言います」

雪歩「……私は、違います」

以下略



33: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/03/30(土) 02:43:51.46 ID:DOCYTEs60

 病院に入る。さすがに四条さんは、手を離した。
 エレベーターに乗り込んで、7階のボタンを押す。

雪歩「7階なんですね」
以下略



34: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/03/30(土) 02:47:18.82 ID:DOCYTEs60

 広い病院だ。
 廊下をしばらく歩いて行くと、行き止まりの壁が見えてきた。

雪歩「……あの」
以下略



35: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/03/30(土) 02:50:37.47 ID:DOCYTEs60

真「――」

雪歩「……真ちゃん」

以下略



36: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/03/30(土) 02:53:32.76 ID:DOCYTEs60

雪歩「真ちゃん、私ね」

 手に力はない。

以下略



37: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/03/30(土) 02:56:34.31 ID:DOCYTEs60

雪歩「気づいたんだ」

 顔を見られない。

以下略



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