過去ログ - 上条「全力でバードウェイと付き合う」
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9: ◆ZgrUZfIj..[saga]
2013/03/30(土) 15:03:29.58 ID:qcNyNP1S0
執事のような雰囲気を醸し出しているのは、『明け色の陽射し』のメンバーであるマーク=スペース。
バードウェイは驚いて体を起こすが、すぐに落ち着いて再び横になった。
マークは冷蔵庫から冷やした紅茶を取り出して、コップに注ぎながらバードウェイを横目で見た。

バードウェイ「寂しくはないな。元々、私と上条当麻は仲間、という訳ではないはずだ」

マーク「それはそうですがね……」

バードウェイ「…………」


再び、雑誌を読み始めるバードウェイ。
バードウェイの背中を見ながらマークは紅茶を啜って、部屋を出た。
外の町並みは夕焼けに染まっていて、もう夕方か、と確認させられる。
学園都市の行事……一端覧祭とやらが終わって帰ってきたバードウェイの頬にはバンドエイドが貼ってあった。
上条当麻と戦闘し、そして敗北したと。彼女自身は敗北したつもりは無い、とは言っていたがそれは強がり以外の何物でもなかった。
それからだ、露骨の上条当麻の話題を避けだしたのは。
レイヴィニア=バードウェイの妹、パトリシア=バードウェイは昔から学園都市に興味を持っていた。
それが故に、上条当麻の事にも純粋な興味を持ち何度か『会いたい』と言っていたのだ。
その際も、レイヴィニア=バードウェイは止めなかった。
それどころか、聴こえないフリをしている様に。

マーク「厄介、なんですかね」

煙草なんて吸った事はないが、この夕焼けに染まった街を見ながら風に吹かれて煙草を吸ったら格好良いだろうな、と思うマークだった。
そんな時だ、プルルルと携帯の電話が鳴ったのは。
ディスプレイには『上条』と書かれていて、メールアドレスと電話番号を交換したのをすっかり忘れていたマークは「電話番号教えましたかね?」と疑問に思いながら電話に出た。



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