過去ログ - ほむら「ワルプルギスの夜が来る」
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61: ◆YfJASHZQTM
2013/03/31(日) 19:43:06.07 ID:AqaLWW9r0
その日の放課後、あたしはほむら、仁美と三人で下校しようとしていた。
「仁美ー、一緒に帰ろー」
62: ◆YfJASHZQTM
2013/03/31(日) 19:43:39.20 ID:AqaLWW9r0
結果から言って、あたしはその日の魔獣退治を休んだ。
『私、上條さんのことをお慕い申し上げておりましたの』
63: ◆YfJASHZQTM
2013/03/31(日) 19:44:12.62 ID:AqaLWW9r0
悔しいけど、きっとできていなかったのだろう。
でも、もうどうにもならない。割り切らなきゃ。
割り切るには、そうだ、魔女狩り。
64: ◆YfJASHZQTM
2013/03/31(日) 19:44:47.15 ID:AqaLWW9r0
勢い勇んで家を飛び出したはいいものの、魔獣の反応が全然ない。
やっぱりあらかたマミさん達が狩っちゃったのかな。
いや、ここで諦めちゃダメだ!!あたしは魔獣を狩らなきゃいけないんだから。
65: ◆YfJASHZQTM
2013/03/31(日) 19:45:21.95 ID:AqaLWW9r0
でも結局、魔獣が見つかったのは暗くなってからだった。
……暗くなってから?
あたしはそこで初めて自分が丸一日徘徊していたことに気づいた
66: ◆YfJASHZQTM
2013/03/31(日) 19:45:54.34 ID:AqaLWW9r0
あたしの武器は剣。ともあれ間合いに入らなければと思い、あたしは魔獣の攻撃を避けながら前へ出た。
両手に剣を出現させ、目前の2体を切り払う。反撃を避けながら追撃。
マミさんのようにはいかないけれど、魔獣の中心であたしはまるで舞うように戦った。
67: ◆YfJASHZQTM
2013/03/31(日) 19:46:24.82 ID:AqaLWW9r0
さて、言ってみたはいいものの体が動かない。少しずつ食らったダメージが響いてるみたいだ。
だったら
68: ◆YfJASHZQTM
2013/03/31(日) 19:46:50.15 ID:AqaLWW9r0
「おい、さやか」
「なによ。言っとくけど、着いてこないでよね。
この中ではあたしが一番後輩だからね、もっと魔獣を殺さなきゃ。それがあたしの存在意義なんだから」
69: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 19:47:51.27 ID:AqaLWW9r0
やっちまった…
「おい、さやか」
70: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 19:48:17.63 ID:AqaLWW9r0
夜が明けて、昼間。あたしはまだ魔獣の結界を見つけられないでいた。
どうして…、魔獣を殺さないとあたしが生きてる意味なんかないのに。
焦りばかりが募っていき、ソウルジェムも濁りはじめた。
71: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 19:49:06.27 ID:AqaLWW9r0
これからどうしようかと駅のホームに座っていると、人が近づいてくる気配がした。
「よう」
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