過去ログ - ほむら「ワルプルギスの夜が来る」
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86: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 19:57:44.28 ID:AqaLWW9r0
「魔法少女が魔女に、ね。そりゃひどい話だ」
「うん。そうすると、あたしがオクタヴィアかな?」
87: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 19:58:13.41 ID:AqaLWW9r0
「そう。なら、もっとほかの魔女の名前を言えばよかったかしら。まあいいわ。
それで、かつての世界では魔法少女は魔女になる運命だった。しかし、私が廻ったひとつ前の時間軸で転機が訪れたの。
その転機を起こしたのが、鹿目まどかよ。
私は彼女を守るため、何度も何度も時間を繰り返した。その過程であなたたちと敵対することも、見捨てることも、手にかけることもあったわ」
88: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 19:58:40.47 ID:AqaLWW9r0
確かに、普通なら信じないだろう。あたし達が信用したのは、根底に初対面の時の狼狽と、鹿目ってやつの名前を出した時の悲しそうな背中があったからだ。
「まどか自体は普通の家庭の普通の女の子よ。少し優しすぎるだけの、普通の。
89: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 19:59:15.14 ID:AqaLWW9r0
「つまり、アタシたちが魔女にならないのはそのまどかってやつのお蔭なのか」
「ええ、そうよ」
90: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 19:59:53.34 ID:AqaLWW9r0
「はー、ここで話し合っても埒があかないな。とりあえずどっちも対応できるようにしとこうぜ。
ただアタシは、きっとそのまどかってやつが現れるんじゃないかって思う。世界を救って、最後には親友のピンチに駆けつける。そういうもんじゃん?『最後に愛と勇気が勝つストーリー』ってのは」
91: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 20:00:29.87 ID:AqaLWW9r0
「そういえば、少し話は変わるのだけれど、私は実はこの時間軸の記憶も持っているの」
「それってどういうこと?」
92: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 20:00:56.98 ID:AqaLWW9r0
結局その日はそのまま全員寝ちまって、ワルプルギスの夜の対策をし始めたのは翌日からだった。
主に、魔女が出た場合の対策。ほむらが持っていたワルプルギスの夜の資料を基に話し合いを重ねた。
93: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 20:01:37.40 ID:AqaLWW9r0
「いよいよだな」
「ええ。スーパーセルが来ているということはアイツで間違いないようね」
94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/31(日) 20:03:27.29 ID:AqaLWW9r0
「あなたがいない世界は、とても寂しかった。皆がいてくれたけど、それで満たされることはなかった」
「あなたがいる世界を見ているのはとてもつらかった。手を差し伸べてあげたくて仕方がなかった」
95: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 20:04:00.47 ID:AqaLWW9r0
96: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 20:04:35.05 ID:AqaLWW9r0
「まどか、これを」
「えへへ、ありがとう」
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