過去ログ - ほむら「ワルプルギスの夜が来る」
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90: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 19:59:53.34 ID:AqaLWW9r0
「はー、ここで話し合っても埒があかないな。とりあえずどっちも対応できるようにしとこうぜ。
ただアタシは、きっとそのまどかってやつが現れるんじゃないかって思う。世界を救って、最後には親友のピンチに駆けつける。そういうもんじゃん?『最後に愛と勇気が勝つストーリー』ってのは」
91: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 20:00:29.87 ID:AqaLWW9r0
「そういえば、少し話は変わるのだけれど、私は実はこの時間軸の記憶も持っているの」
「それってどういうこと?」
92: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 20:00:56.98 ID:AqaLWW9r0
結局その日はそのまま全員寝ちまって、ワルプルギスの夜の対策をし始めたのは翌日からだった。
主に、魔女が出た場合の対策。ほむらが持っていたワルプルギスの夜の資料を基に話し合いを重ねた。
93: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 20:01:37.40 ID:AqaLWW9r0
「いよいよだな」
「ええ。スーパーセルが来ているということはアイツで間違いないようね」
94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/31(日) 20:03:27.29 ID:AqaLWW9r0
「あなたがいない世界は、とても寂しかった。皆がいてくれたけど、それで満たされることはなかった」
「あなたがいる世界を見ているのはとてもつらかった。手を差し伸べてあげたくて仕方がなかった」
95: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 20:04:00.47 ID:AqaLWW9r0
96: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 20:04:35.05 ID:AqaLWW9r0
「まどか、これを」
「えへへ、ありがとう」
97: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 20:05:44.88 ID:AqaLWW9r0
しかしさやかはただ「まどか、まどか」と繰り返すばかりで返答は返ってこない。
代わりに答えたのはまどかだ。
98: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 20:06:22.07 ID:AqaLWW9r0
そういって、マミと杏子は笑った。
彼女たちに記憶が戻ったら、改めて謝らなければならないだろう。
しかし、今はそれどころではない。
99: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 20:06:57.86 ID:AqaLWW9r0
「例外?」
「…ほむらちゃん、私の願い覚えてる?
もちろん、魔女を消すこともそうだけれど『今日まで魔女とたたかってきたみんなを、希望を信じた魔法少女を、私は泣かせたくない。最後まで笑顔でいてほしい』それが、私の願いだった。
100: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 20:07:31.10 ID:AqaLWW9r0
宝石が砕ける音とともに現れたのは忌々しいあの姿。弱体化しているといっても恐怖はぬぐえない。
震える私の手に、まどかの手が重なった。
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