過去ログ - P「安価でアイドルプロデュースしてIA大賞受賞を目指す」2
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383:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/23(火) 06:26:29.38 ID:cPiHOK34o

P「……よし、わかった」

春香「え!? プロデュース、してくれるんですか? 愛ちゃんを765プロに!?」

P「違うよ。うちに所属するアイドルは、基本的に社長が選んでくるんだからさ。
 貴音や響っていう例外はあったものの、あれも律子が実力を認めたからこそだ」

P「そもそも、今の765プロはこう見えてもいっぱいいっぱいなんだ。
 プロデューサーふたりと、小鳥さん、社長が全力を出して、今の状態を保っているんだから」

P「……IA大賞も前半戦が終わろうとしている。時期も時期だし、厳しいことを言うようだけど、
 経験の無いアイドルを受け入れられる余裕は無いだろう」

春香「そう、ですよね……はぁ」

P「まぁそう落ち込まないでくれ。春香が言ったように、ある事務所にコネはある。
 そして、釣られてくれそうな材料もある」

春香「ほ、ほんとですか?」

P「うん。もちろん、確定ではないけど……」

春香「それでも構いません! 何より、あの子にチャンスを与えてくれれば、それで……!」



P(……春香、随分とこの子に感情移入しているみたいだな)

P(それが良いことか悪いことかの判断は、俺には出来ない。
 他人を思いやることと、自分の立場……。
 どちらかだけを優先しろ、なんて、担当プロデューサーでもない俺が言えることじゃないだろう)



春香「それで、その事務所っていうのは……」

P「ほら、この名刺」スッ

春香「……876プロダクション?」

P「ああ。そして、俺の勘が正しければ……今その事務所は、
 新人アイドルをノドから手が出るほど欲しがってるはずだ。
 なにせ、今あの事務所には、秋月涼というアイドルひとりしか所属していないからね」



P(──それは以前、俺がレッスンスタジオで出会った、ある女性プロデューサーの名刺だ)

P(そのプロデューサーの名前は、尾崎玲子さん。
 サイネリアと行動を共にしていた、水谷絵理の元プロデューサー……)

P(話してみる価値はあるだろう。個人的に、876プロには興味もあるし)



P「とにかく、一度俺から尾崎さんに連絡してみる。それで好感触が得られたなら、
 また春香に報告するから、そしたら日高さんを事務所に連れてきてくれ」

春香「はいっ! わかりました! ありがとうございます、プロデューサーさんっ!」


パーフェクトコミュニケーション!



  *  *  *



P(しかし、日高愛、か……)

P(やっぱり気になるんだよな、この名前。もし俺が思ってることが正しければ、
 この子は876プロじゃなくて、無理にでもうちで引き取ったほうがいいんじゃないか……?)

P(……まぁ、それも現金な話だな。とにかく今は、
 春香の相談にうまく乗れたみたいで良かった、とだけ思っておこう)


【活動 24週目 おわり】


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