28: ◆GorJQ6qPNeO8[saga]
2013/04/20(土) 13:31:37.35 ID:Ci9bNfNBO
〜〜〜
「ねぇ、咲ってば少しおかしくなかった?」
お酒も程よく回り、四人が四人とも饒舌になって来た頃、せつなが呟いた。
「そ、そぉかなぁ……?」
黙って聞こえなかったふりでもしておけば良いものの、ラブはついつい答えてしまう。
「ラブってば嘘が下手ね。ちなみに少し前からモロバレよ」
綺麗な色のアルコールが入ったグラスを美希はカランと揺らしながら軽く笑う。
「うん、ラブちゃんは隠し事とか出来ない子だよね。
この二年数回しか会ってない私にも、何かあったんだなぁってすぐわかったもん」
ラブはキョロキョロと目を泳がせる。
「無理に聞こうとは思わないわよ。
私たちだってもう大人なんだし、こっちから強引に踏み込むのは十代の特権だしね。
でも、さ……心配にはなるわ。
あの咲と舞が長い間喧嘩してるなんてね」
せつなの言葉に、美希と祈里は同時に頷いた。
三人ともなんとなく感じとっていたのだろう。
今の咲には何かが足りないということに。
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