47: ◆GorJQ6qPNeO8[saga]
2013/04/27(土) 01:32:21.17 ID:w6C+9a2YO
〜〜〜
「お疲れ様でーす!」
収録が終わり、スタジオを後にする。
「お、うららちゃん!今日もなかなか良かったよ」
監督さんやその他のスタッフさんからの言葉にいちいち反応し、やっと楽屋までたどり着いた。
ぼんやりとメイクを落とし、髪をとく、衣装から私服へ着替え落ちつける格好になるとどっと疲れが押し寄せて来た。
「……つっかれたぁ。
明日は……」
「お疲れ様、明日は昼からだから久しぶりにたくさん寝れるよ」
スケジュール帳を確認しようとすると、何時の間にか入って来ていたマネージャーさんがそう言いながらお茶を差し出してくれた。
「そっか。じゃあ今日は……」
さっさと帰って寝よう。
そう言おうとしたら、扉がノックされた。
監督やらプロデューサーやらからのご飯のお誘いだったら断れないな、と憂鬱な気分が頭をよぎる。
「……はーい、どうぞー?」
「やっほー!うららひさしぶりぃ!」
扉が開かれ入って来たのは、監督でもプロデューサーでもなく、本来ここにはいるはずのない人間だった。
「……の、のぞみさん?」
「うん!そうだよ!たまたまこのスタジオにうららいるってことを知ってさ。
会えるかなぁと思って仕事帰りに寄ってみたんだ!」
「よ、よってみたって……どうやって入ったんですか?」
相変わらず予想の上を行く先輩だ、と久しぶりに実感できて少し嬉しくなる。
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