過去ログ - 【安価】比企谷「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」雪ノ下「その2ね」
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391:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ◆5m18GD4M5g[saga]
2013/04/23(火) 23:24:00.58 ID:Kjd0lmuD0

そして待つこと数分、ラーメンがカウンターの上に置かれる。

そういえば追加のトッピングを頼むのを忘れていたが、まぁそれはまた別の機会でいいか。

俺は割り箸を手にして両手を合わせる。

隣をちらと見ると、平塚先生は両眼を閉じて既に合掌していた。どうやら俺が先に言えということらしい。


比企谷「いただきます」

平塚「いただきます」


まずは左手に持ったレンゲでスープを掬い口へ運ぶ。

液体が舌に触れた途端に広がるマイルドなとんこつの風味、そしてやや遅れてやってくる醤油がいいアクセントを加えている。

続いて麺。麺は少しコシがある感じの中太、食べ応えもありしっかりとした噛み心地で箸が進む進む。


比企谷「うん、うまい」

平塚「そうか、それはよかった」


トッピングされた煮玉子とチャーシュー、細長く刻まれたネギを途中で挟みながら麺を啜り、スープに舌鼓を打つ。

特に先生と会話を交わすことなく黙々と両手を動かす。

そして気がつけば、麺は四分の一ほどになっていた。

隣の平塚先生はまだ半分以上麺が残っていることから判断するに、どうやら少し食べるペースが早すぎたようだ。


平塚「ほう、なかなかいい食べっぷりじゃないか比企谷。どうだ、もう一杯食べてみるか?」

比企谷「いや、流石にそれはちょっとキツイです。半チャーハン辺りなら入りそうですけど……」

平塚「ふむ、ならばそれを頼むとしよう。すみません、半チャーハンを一つ」

比企谷「ちょ、先生」

平塚「なに、心配するな。仮に君が食べきれなかったら私が食べるさ」

比企谷「いや、そういう問題じゃなくてですね……」


なんだろう、平塚先生が妙に気前が良すぎて、これはなにか裏があるんじゃないかと疑ってしまう。

今日奢ったお礼に先生の両親へ挨拶とか嫌だからね? 

婿には行きたくないでござる! ……や、嫁に来られてもそれはそれで困るけどさ……。



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