過去ログ - 【安価】比企谷「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」雪ノ下「その2ね」
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404:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ◆5m18GD4M5g[saga]
2013/04/26(金) 22:26:12.23 ID:pPitCYy50

比企谷「(と、とりあえず話を逸らさなければ……)」


俺は先生に反抗の意思はないと示すように両手を頭の後ろに回す。

視線をあちこち彷徨わせて、ぼそっと蚊の鳴くような声で小さく呟く。


比企谷「……で、出来なさそうだから俺が貰ってあげようかなぁ……なんて」

平塚「……」

比企谷「……先生?」

平塚「あ、ああ。ど、どうした比企谷?」

比企谷「えっと、その……とりあえずその拳を収めてもらえると助かるんですが」

平塚「っ、そ、そうだな。すまない」


俺に指摘され、平塚先生は慌てて拳を引く。

そして気恥ずかしそうに頬を掻く先生の表情はほんのりと朱が差している。


比企谷「(……おい、なんかあまり嬉しくないデレが見れてしまったんだが)」


アラサーのデレとか誰得なんだよ、せめてあと5年遡ってくれなきゃなぁ……。

だがとりあえず、この光景は脳裏に焼き付けておこう。

もしかしたらこれが後に有効なカードとなり得るかもしれないしな、……まあそれは平塚先生にとってもだが。


比企谷「それじゃあ先生、会計お願いしますね」


俺は平塚先生にそう告げて一足先に店を出る。

スマホで時刻を確認すると、部活が終わる30分前だった。

おそらく学校に着いて備品を運んで部室に戻ったら、そこで完全下校を告げるチャイムが鳴るだろう。

こんなことなら鞄も一緒に持ってくりゃよかったな、階段昇るの面倒くせぇなぁ……。


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