過去ログ - 上条「今日からアイテムの一員になった上条です!」
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731:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 10:31:50.20 ID:d5klvOyh0
レインメーカー「ぐ、ぐああああぁぁぁぁぁぁっ!!!」

囚人C「――始まった、あれが『レインメーカー』だっ!」

囚人B「あ、あれは――」

囚人C「……あぁ」

囚人B「な、なんて――美しいんだっ!?」

囚人B「両手と額を擦りつけるようにしなからっ、別に珍しくもないスタイルだと言うのにっ!」

囚人B「なんで、何で俺の目から涙が止まらないんだっ!?」

囚人C「――俺達はクズだ」

囚人C「お前も俺も何らかの悪事を犯してペナルティとしてここに居る」

囚人C「だがな!そんな俺達だからこそ分かるんだっ!あれはっ」

囚人C「『レインメーカー』が見せている姿は『殉教者』のアレだっ!」

囚人C「神なんざ信じねぇ俺らであっても、アレはっアレだけはっ!」

囚人B「……俺、実は神学校に居たんだ」

囚人B「アイツは!アイツのあの姿はっ!十字架を背負うキリストを、後から支える老婆のようだぜ!」

囚人C「……成程。俺も漸く理解した」

囚人C「俺達の瞳から流れる暖かい涙っ!これが『レインメーカー』の本質だってな!」

レインメーカー(……クソが。ウルセェよ)

レインメーカー(こっちが全力出してんのに、ギャーギャー騒ぎやがって)

レインメーカー(テメェらが騒げば騒ぐ程、下手に負けられねぇだろうか!)

レインメーカー「おおおおおおおおおおぉっ!!!」

囚人B「まただっ!また速くなったぞ!」

囚人C「……」

囚人B「これならっ!これなら行けるかも知れないぜ!」

囚人C「……いや、駄目だ」

囚人B「なんでだよっ!?このペースで行けば充分だろうがっ!」

囚人C「速すぎるんだよ、幾ら何でも」

囚人C「確かに速度は第一位とタメを張っている。それは認めよう」

囚人C「だがこの先も同じペースで行けると思うか?」

囚人B「それは……」

囚人C「それが出来るのは、世界に一人だけ。それはお前だって知っているだろう?」

レインメーカー「ウルセェよっ!!!」

囚人B「『レインメーカー』っ!?」


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