過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/04/02(火) 22:17:54.85 ID:Y3hy9anU0
そんなたくさんの花の中からいくつか候補を絞るが、決め手に欠ける。
なので美琴は素直に店員の力を借りることにした。
すみません、と声をかけると人の良さそうな笑顔を浮かべた女性店員がやって来た。
大学生くらいの年だろう。やはりこのような華やかな店では特に笑顔は重要らしい。
綺麗な人だな、と素直に思った。
「はい、どのようなお花をお探しですか?」
店員の笑顔に応えるように、美琴もまた笑って言う。
「お墓に供える花を探してるんですけど、あまりそういうのに詳しくなくて。
何か相応しいものとかってあるんですか?」
それが御坂美琴がここに来た目的だった。
美琴が絶対にしておきたかったこと。―――九九八二号の、墓参り。
今まで忘れてしまっていたことへの謝罪も込めて。
綺麗な花を供えてやりたかった。せめて少しでも安らかに眠れるように。
ただこういう花は何でもいいというわけではない。
美琴の知る限りでは棘や毒のある花、匂いの強いものは避けられる。
また色も清浄を表す白を最上とし、華美な色を避ける。
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