過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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153: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/04/27(土) 01:37:43.68 ID:Xkdfljk10
「シリアスだろうがギャグだろうが、門限を過ぎたことに変わりはない。
規則破りには罰が必要だ。そうは思わんか、御坂?」

それは、死刑宣告だった。
グキッ、という何とも痛々しい音と共に美琴はその場に崩れ落ちてしまった。
以下略



154: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/04/27(土) 01:38:59.11 ID:Xkdfljk10
「うりゃ!」

「ぎゃふっ!?」

奇声をあげてエビのように体を大きくそらす白井。
以下略



155: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/04/27(土) 01:40:13.67 ID:Xkdfljk10
「流石に苦しすぎるでしょそれ。どれだけこの部屋で過ごしてんのよ。
ってか思いっきり深呼吸してたし」

そう言いながらも、美琴にはあまり白井を責めるつもりはなかった。
いつものことであるし、何より今はそういう気分になれない。
以下略



156: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/04/27(土) 01:41:41.77 ID:Xkdfljk10
「! お姉様……」

まさか美琴の方からそれについて触れてくるとは思っていなかったのだろう。
白井は一瞬驚いたような表情を浮かべた。

以下略



157: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/04/27(土) 01:42:45.79 ID:Xkdfljk10
白井はそういったことを全て流し、ただ美琴が戻ってきたという事実だけを大切にすることにしたのだ。
何と出来た後輩なのだろうか。
やはり白井は心優しい良い後輩だと美琴は思う。

「では、折角お姉様も元気になられたことですし。
以下略



158: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/04/27(土) 01:44:46.30 ID:Xkdfljk10





以下略



159: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/04/27(土) 01:46:14.51 ID:Xkdfljk10
よって異様にハイレベルな授業も問題なくパスし、昼食の時間を迎える。
美琴がまっすぐ向かったのは食堂でもなければ白井のところでもない。
友人である婚后光子を探すためである。
婚后にも心配させてしまったのだから一言侘びを入れたかった。
それと同時に元気な顔を見せることで、婚后を安心させてあげたいという気持ちもあった。
以下略



160: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/04/27(土) 01:48:10.18 ID:Xkdfljk10
泡浮とはこの二日間会っていないので問題ないが、湾内とは一方通行と再会した翌日にばったり出会ってしまっている。
その時にどうかしたのか、と湾内に心配されていた。
婚后も同じだ。この中庭で相談に乗ってくれると言ってくれた。
流石に話せる内容ではなかったので辞退したが、その気持ちは素直に嬉しかった。
ならば、元気になった今、せめて顔だけでも見せておくべきであろう。
以下略



161: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/04/27(土) 01:50:18.68 ID:Xkdfljk10
「はて。お礼で思い出したのですが、泡浮さん。
あなたを助けてくれたという殿方とはあれから会えましたの?」

婚后がふと思いついたように泡浮に訊ねる。
その泡浮は首を横に振って否定した。
以下略



162: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/04/27(土) 01:51:44.27 ID:Xkdfljk10
普通にあり得そうだから困る。
もはや他人を助けることを生きがいとしていそうな男、それが上条当麻である。
どうしても気になった美琴は泡浮に確認してみることにした。

「ねぇ泡浮さん、その男って黒髪のツンツンヘアーだった?」
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