過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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463: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/23(日) 23:32:35.87 ID:33h1gMkd0
「おおォォォォあああああああああ!!!!」

本来RSPK症候群として周囲に撒き散らされるはずだった悪意を全て集約して、一方通行にぶつける。
背中に天使の如き翼を背負って一方通行に突撃する。
対する一方通行は冷静にその両手を地面に突き刺した。
すると地盤が割れ大きく捲れ上がり、巨大な壁となって垣根の前に立ち塞がった。

だがそんなことで止められるわけはない。
垣根は壁などないかのように突っ込み、あっさりとその壁を砕いて見せた。
しかしそれを破壊したことで破片や砂埃が舞い上がり、垣根の視界を乱す。
それを翼を振るって吹き飛ばした垣根の目の前に、一方通行が必殺の右手を突き出して迫ってきていた。
ベクトル操作。あの手で触れられればそれだけで人体は呆気なく破壊される。

「甘え!!」

翼の一枚を盾として前方に展開、そして一方通行の必殺の右手が突き刺さると同時翼を無数の羽に分解し、衝撃を拡散させる。
即座に反撃に出ようとするが、それより早く一方通行が続けて動きを見せる。

「甘いのはオマエだ、メルヘン野郎」

一方通行が大気の流れをその手で掴み、文字通り掌握する。
それを操ることで竜巻を発生させる。それは人間など巻き込まれればまず助からない程度には大きいものだ。
大規模な暴風の戦乱は辺りの街路樹や停車してある車などをまとめて巻き上げていった。

垣根はそれを思い切り翼を羽ばたくことでそれ以上の烈風で以って掻き消す。
その烈風によりあたりは大型台風の直撃を受けたかのような嵐に包まれた。
今は夜。学生がほとんどの学園都市は死んだように静まり返っている。
とはいえ、それは人が全くいないということではない。

この時間に街をフラフラしている一部の人間と、たまたま外出していた数少ない大人たち。
その中でも偶然この場に居合わせた一部の人間は悲鳴をあげながら、一目散に逃げ去っていった。
そして学園都市第一位と第二位は、そんなことを一切気にすることなく冗談のようなレベルの戦いを繰り広げていた。
突っ込んでくる一方通行に、垣根は白翼を叩きつけて潰そうとする。
だがそれは一方通行に触れた途端、凄まじい力で押し返された。


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