過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/06/24(月) 00:46:38.96 ID:Q/pVMErx0
自分のようなクズに、そんなことを望む権利はない。望む必要もない。
光など求めない。どこまでも悪党を貫き通せばいい。
だからこそ、
垣根帝督は、今度こそ徹底した『悪』となる。
たとえ何を失ってでも、一方通行を粉砕するとここに誓う。
そして訪れるのは、一つの暴走。
「ォ」
垣根帝督の全てが、黒に塗り潰された。
大地を震わすように、垣根は世界の果てまで咆哮を届かせる。
「ォォォおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!」
背中が弾け飛んだ。未元物質の左右三対、計六枚の翼が爆発的に展開される。
四〇、五〇メートルはあろうかというそれは、先ほどまでの翼とは明らかに違った。
それは神秘的な白く輝く光を湛え、同時に機械のような無機質さを秘めていた。
翼に触れた空気がバオッ!! と悲鳴をあげる。
大地は震え、天は鳴いた。まるで『未元物質』の覚醒を迎えるように。
これを十字教徒が見たら、涙を流して天使の降臨だと祈りを捧げたかもしれない。
それほどに神秘的で、神々しさすらあった。まるで聖書の一ページのような光景だった。
神や天使の手になじむ莫大な兵器のようなそれは、あまりにも圧倒的。
もはや第二位どころか超能力者の枠からもはみ出しかねない。
世界に二〇人といない聖人でもまとめきれぬ程の巨大な力。
天を裂き、次元を裂き、大地を裂き。
そんな恐ろしい代物を今の垣根帝督は自在に行使していた。
「yjrp悪qw」
(凄げえ……! これが『未元物質』!!)
うまく言葉を発せなかった。原因は不明だが、それも刹那のこと。
すぐに垣根は言語能力を取り戻す。
身の内にある莫大な力をひしひしと感じる。
それでいて、その隅々まで掌握している自覚もあった。
これが絶対能力者か、とも垣根は思ったがそんなことはどうでもいい。
重要なのは一つだけ。
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