過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
1- 20
482: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:28:40.03 ID:Q/pVMErx0
「もォ無駄だ」

一方通行にとっての未知から既知へと変わった『未元物質』は、ベクトル変換能力で簡単に粉砕出来てしまう。
垣根は飛ばされながらバランスをとろうとするも、流石にダメージが大き過ぎる。
本人の意思に反し、体は脳からの命令に従ってはくれなかった。
以下略



483: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:31:51.60 ID:Q/pVMErx0
そして垣根帝督。
仮に一方通行に敵う者がいるとすれば、それは垣根を置いて他にいない。
唯一一方通行に取って代われるとされた者。神々に届きうるとされた者。
『未元物質』。途方もない力を秘めるこの力を以って、垣根は一方通行の『反射』を打ち砕いた。

以下略



484: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:33:49.14 ID:Q/pVMErx0
「あァ、認めてやる。オマエは強い。
俺にここまで傷を負わせたのはオマエで二人目だ。そこは誇ってイイぜ」

だがな、と一方通行は一言区切って、

以下略



485:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/24(月) 00:35:26.31 ID:wdm5TeaTo
ブーメラン


486: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:36:01.22 ID:Q/pVMErx0
そもそも数の上では一万殺しの大罪人である一方通行の方が上だろう。
一方通行が言っているのは、クズなりにもたった一つの守るべきものを放棄したことだ。
垣根帝督は御坂美琴に何か特別なものを見出していた。
にも関わらず、それを他ならぬ垣根の手で奪い取ったことが何より許せない。

以下略



487: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:37:07.15 ID:Q/pVMErx0


    ――『ご協力感謝いたしますわ』――


以下略



488: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:38:04.12 ID:Q/pVMErx0
ボロボロの体で、けれど垣根帝督はよろよろと立ち上がった。
少し押せばまた倒れてしまいそうに見えて、どこか力強さも感じられる。
頼りなく揺れる朧気な視界に一方通行を捉えて、垣根は左手で頭を抑えて叫ぶ。

「だがな、御坂といたい? 『表』が好き? ふざけんじゃねえぞ!! そんなもんは俺とは無縁のはずだろうが!!
以下略



489: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:39:30.18 ID:Q/pVMErx0





以下略



490: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:41:12.24 ID:Q/pVMErx0
栗色の髪をした少女の顔が、脳内に浮かんでくる。
本気で言っているのかと、凛とした瞳で少女が問いかけてくる。
だが垣根はそれを無理やりに振り払う。
自分はもう、止まれない。

以下略



491: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:43:55.44 ID:Q/pVMErx0
守るべきもの、守りたいもの。
たった一つ、それだけを貫き通せるかどうか。

一方通行が垣根を見下すのは格下だからでもなければ、悪党だからでもない。
己の弱さに屈し、それをあろうことか守るべきものに叩きつけたそのふざけた行為を。
以下略



1002Res/821.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice