過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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556: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/28(金) 00:13:13.71 ID:2uvppnvv0
「あァあァ、なァに人サマ忘れて青春ドラマ繰り広げてンですかァ?」

カツ、カツと現代的なデザインの杖をついた一方通行がやって来た。
漆黒の翼はいつの間にか消えている。
敵対者がいなくなったから消えたのか、一方通行の意思で消したのか。
ともあれ一方通行にももはや戦闘の意思はなかった。
垣根と美琴が振り返る。
真っ白の服を血で真っ赤に染め、一方通行は美琴に向かって口を開いた。

「……生きてたンだな、オリジナル」

「こいつが私を殺せるわけないでしょ」

「……ハッ。相変わらず甘ったれた奴だ。
どこまでも善人だな、オマエは」

「褒め言葉として受け取っておくわ。
それより、垣根血だらけじゃない。これアンタがやったんでしょ?」

美琴が垣根の体を指さして尋ねる。
先の戦いで一方通行に負わされた傷だ。
隠す必要もないと思ったのか、一方通行はあっさりとそれを肯定した。

「あァ。俺がやった」

「ふざけんな……って言いたいところだけど、アンタも血だらけだし。
色々あったみたいだし、吹っ掛けたのは垣根からっぽいしで勘弁しといてやるわ」

「おいなんで俺からって決めつけんだ」

垣根が抗議したが、実際仕掛けたのは垣根の方である。

「違うの?」

「そりゃ……違くねえけどよ」

「ほら見なさい」

和気藹々とした、とまでは流石にいかないが弛緩した空気があたりに流れた。
ほんの少し前まで殺し合いをしていた一方通行と垣根帝督。
ちょっと前まですれ違っていた垣根帝督と御坂美琴。
数日前まで会えば殺し合う関係だった一方通行と御坂美琴。
学園都市第一位、第二位、第三位。学園都市のトップスリーがついに一堂に会した。


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