過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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658: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/04(木) 23:47:34.13 ID:g7lwC82X0
「笑えるな。まさかそんなオモチャで俺をどうにか出来ると思ってんのか」

「そのまさかだけど?」

「……ナメてやがるな。よほど愉快な死体になりてえと見える」

実力者は、自らの力を軽んじられることを強く嫌う。
そしてそれは垣根帝督には特に当てはまることだった。
あの程度の機械、何十体集まろうと垣根の敵ではない。
一体どこまで馬場は超能力者を、第二位を舐め腐っているのか。

「ま、まともに戦えばまず勝ち目はない。
なら話は簡単でさ。まともに戦わなければいいだけだよね」

言って、馬場はポケットから取り出した何かの装置のコントローラーを操作した。
すると、ギィィィイイイイン、という耳に障る甲高い音が鳴り響いた。
垣根を突如強烈な頭痛が襲う。二本の足だけでは体を支えきれなくなり、手で頭を押さえながらその場に膝をつく。
垣根はこれを知っている。これはただの音ではない。

「……キャパシティ、ダウン……ッ!!」

それは特殊な音で能力者の演算を阻害するもの。
それは無能力者には効果がなく、確実に能力者だけを無力化するもの。
それは垣根帝督に対して、馬場芳郎に勝機を与えてくれるもの。

「ご明察。しかもこいつは特別製でさ。
多分君が知っているヤツより強力なはずだよ。
流石に超能力者を完全に無効化、とまではいかないけど、もう君の力は見る影もない」

その通りだった。
身動きのとれなくなった垣根を、馬場の指示でT:GDが襲う。
まともに動きのとれない垣根にそれを防ぐ術はなく、体当たりを食らって垣根は床に倒れ込んだ。


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