過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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672: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/05(金) 00:36:36.07 ID:NsgbMn5B0









『木原』。
その名前は学園都市の『闇』の奥に身を置く者なら、誰もが知っている。
そして、誰もがあまり口にしようとはしない忌み名。

それは生まれながらにして、科学という領域を支配する力を授けられた者たち。
それは人でありながら、科学という武器を用いて神へと迫る者たち。
それは人間でありながら、決して越えてはならない禁断の領域へと笑って踏み込む者たち。

『木原』は『木原』であるだけで、科学から愛される。
そこに後天的教育は関係ない。
他の何者よりも恵みを受け、同時に他の何者よりも呪われた一族。
それが『木原』だ。

潮岸のシェルターと同じく第二学区にある、とある大規模な研究施設。
そこに彼らはいた。
その大きな一室には多数の培養カプセルが立ち並んでいる。
だがそのほとんどが空っぽで、中身のあるカプセルは一つだけだった。
そこでは髪の長い人間―――おそらく少女だろう―――が培養液に満たされている。
薄い緑色の培養液がゴポゴポと泡立ち、気泡が生まれ、弾ける。


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