過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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738: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/07(日) 23:51:12.69 ID:tI6cvgON0
「私が帰るところはいつものあの常盤台寮でしょ。
あの部屋は私一人で使うにはちょっと広いし?
もうあそこにはアンタがいるのが私の中で当たり前になってんのよね。
だからさ、待っててくれないかな?」

私が帰ってくるのを、と笑う美琴。
アンタが待っててくれれば、必ず帰ってこれるから、と。
白井はまだ納得はしていないようだったが、美琴がその頭を撫でてやると不満気に、

「……納得できませんの。できませんけれど、そこまでおっしゃられるのでしたら。
まぁ、今回だけは身を引かないこともないですわ」

そう言って顔をプイ、と拗ねたように背ける白井。
だがその顔は確実に赤くなっていた。

「ありがとう、黒子」

ここで白井が引いてくれなければ、最悪実力行使に出る必要に迫られていたかもしれない。
勿論そんなことはしたくないので美琴はほっ、と安堵のため息をついた。

「たぁだぁしっ!!」

白井がずずずい、と大きく身を乗り出して美琴に迫る。
鼻と鼻がくっつきそうなほどに顔を近づけて、

「なっ、何? 何なの?」

「一つだけ約束してくださいまし!! 絶対、絶ッッ対に、無事に帰ってくると!!」

物凄い剣幕でそう迫ってくる白井に、美琴は笑顔で返した。


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