過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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778: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/09(火) 23:49:08.37 ID:pV7ChZsi0
上条当麻はそれを聞いて何を思うのだろうか。
友達だと思っていた人間は、自分をずっと騙していた人殺しだと知ったら。
怒るだろうか。憎むだろうか。あるいは恐れるだろうか。
別にそれがおかしいとは垣根は思わないし、むしろ当然だとさえ思う。

それでも、上条当麻はあっさりと受け入れてしまうのだろう。
思いあがりでも何でもなく、垣根は素直にそう思う。
上条はそういう人間だから。どうしようもなく甘くて、優しいから。

たとえ仮に真相を知った上条が垣根を拒絶したとしても、垣根はそれに抗わない。
もしそうなったのなら大人しく上条の前から姿を消すだろう。
いずれにせよ大きな戦いを控えた今あれこれ考えることではない。

「あ、そのウィンナーソーセージ珈琲ってのお勧めだぜ」

自販機の前でどれにするか悩んでいた美琴に、垣根が声をかける。
言われ、それに目をやるがどう見ても外れ臭がするというか、ゲテモノの予感がマックスである。

「アンタ、面白半分で言ってない?」

「正直俺も初めて見た。とりあえずお前でデータ採ってみようかと」

「発想が研究者共と変わらんぞおい」

とりあえずそんな見えてる地雷を踏みに行くつもりはさらさらない。
無難に幾度も飲んだことのあるヤシの実サイダーでいいかと、ボタンを押そうとした時だった。

「私はいちごおでんでいいんだよ!」

突然幼い声が割り込んできた。
第一声からふざけたことを抜かすその少女は、銀髪シスターのインデックスだった。
美琴がぽかんとしていると、インデックスは目をキラキラと輝かせて美琴を見つめてくる。


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