過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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783: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/09(火) 23:54:13.14 ID:pV7ChZsi0
「いいのかよ?」

そう問うてくる垣根に、美琴は素直に答える。

「うん……。正直なとこ言えば、まだ複雑かな。
やっぱり事実が事実だから、ね。でも、これがアイツの―――私の選んだ道だから」

一方通行と妹達が一緒にいる。
今も、それを見て一瞬体が反応したのは事実だ。
自分で選んだこととはいえ、やはりすぐに慣れるものではない。
それほどにあの地獄は凄惨過ぎた。

だが同時に、選んでしまった以上は受け入れなければならないのだろう。
どれほどの時間がかかるかは分からないが、いつかは。
垣根はそれ以上何も言わず、ただそうかい、と肩をすくめた。

「お姉様?」

突然背後からかけられた声に、美琴と垣根は振り向いた。
そこには御坂美琴と同じ姿をした少女が立っていた。
同じ顔、同じ声。けれど間違いなく美琴とは別の確固とした人間。
妹達。何番目かは分からないが、美琴の大切な妹の一人。

「わっ、びっくりした。……アンタ、妹達よね? 何号か教えてくれるかな?」

「ミサカの検体番号は一九〇九〇号です、とミサカは名乗ります」

「……やっぱ同じ顔が複数並んでんのはビビるわ」

一九〇九〇号。それは聞いたことない番号だった。
そもそも美琴の知っている妹達は九九八二号、一〇〇三一号、一〇〇三二号、打ち止めだけ。
他にも学園都市残留組の妹達はいるはずなのだが、美琴は彼女らに会ったことがない。
目の前にいる妹達はその内の一人ということなのだろう。


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