過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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784: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/09(火) 23:55:00.57 ID:pV7ChZsi0
「あなたは……ていとくんですね、とミサカはネットワークから情報を取得します」

「その呼び方は流行らねえし流行らせねえって言っただろうが」

「まあまあ、落ち着きなさいよていとくん」

「おいやめろ。ていとくんを定着させんな」

何か必死な垣根……もといていとくんを無視し、美琴は一九〇九〇号に向き直る。

「それで、何か用事でもあったの?」

「いえ、単に姿が見えたので声をかけただけです。
このミサカは一〇〇三二号や上位個体とは違い、お姉様とお話したことがないので、とミサカは自身の心境を吐露します」

ふと御坂妹の言葉を思い出す。
彼女と打ち止めと三人で遊んだ時、御坂妹は他の妹達からブーイングが届いていると言っていた。
どうやら美琴と遊べるのがずるいという文句らしく、戸惑ってしまったのを覚えている。
だが一人でも多くの妹達と触れ合いたい美琴としては、むしろその気持ちは嬉しいものだ。
せめて一九〇九〇号のように学園都市にいる妹達とは親交を結んでおきたい。

「ならさ、今度一緒に遊びに行かない? 他の子とは遊ぶってのも不公平だし」

「よろしいのですか? とミサカは頬は緩むのを自覚しながらも止められません」

一九〇九〇号はたしかに笑っていて、僅かに顔を赤くしてもいた。
妹達にも感情が芽生え始めているのは分かっていたが、この個体はその中でもそれが進んでいる個体なのだろう。
それは少しずつより人間らしくなっているということで、素晴らしいことだ。


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