過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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792: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/10(水) 00:00:27.42 ID:lrbalcEn0
「そォやって地獄を味わえってか? ハッ、オマエもイイ性格してンな」

「何を勘違いしてんだか知らないけど、私はもともとそんな慈愛に溢れた性格をしちゃいないわよ。
……だから、あの子たちがアンタとの交流を求めるならアンタは応じなきゃいけない。
その内容がどれだけアンタにとって滑稽でも、似合わずとも。自分の得意分野に流れることは許されない」

妹達が求めるならば下らない雑談をして。
求められれば一緒に食事でもして。
打ち止めを遊園地にでも連れて行って。
弁当を作ってやったりして。

それはどこまでも間抜けで、どこまでも馬鹿らしい光景。
普通の人間にとってはただ厚顔無恥に日常を享受してるようにしか見えぬ一コマ。
けれど笑ってしまうようなそんな光景こそが、学園都市最強の怪物にとっては最大の苦痛。

たしかに、その通りなのかもしれない。
学園都市の闇を相手取って戦うよりも、どうしようもなく居心地の悪さを覚えるような場所で。

「……オマエは、」

「言っとくけど、謝罪も感謝もいらないから」

先手を打つように釘を刺された。けれど、どこかこの少女らしいとも思う。
あまり褒められた理由ではないが、一方通行は御坂美琴という人間をよく知っている。

「感謝なんて言わずもがな。気持ち悪くてゾッとするっての。
謝罪もそうよ。そもそも謝る相手が違うし、謝られたところでほんの僅かだって許せはしない。
謝罪を受け取って過去形にされるなんてのも絶対にごめんよ」

「……そォだな。その通りだ。絶対に風化なンてさせはしねェ。しちゃいけねェンだ」


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