過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/11(木) 23:42:39.84 ID:XKyRLi0g0
ダン!! と着地した一方通行はすぐに電極を通常モードへと戻す。
電極のバッテリーは一方通行にとっての生命線だ。
能力使用モードで三十分、通常モードで四八時間。
たったそれだけが一方通行に許された猶予であり、戦える時間である。
たとえ一方通行が存命であっても、この時間をオーバーしてしまえば敗北が、ひいては死が決定してしまうのだ。
〇、一秒すらも惜しんで節約しなければならない。
再び杖を伸ばして歩き出した一方通行に、落下ダメージはない。
ただその力の全てと反作用すらも跳ね返された床が無残に砕けてしまっただけだ。
鼻をつく生理的嫌悪感を掻き立てる血の臭いは強くなる。
今一方通行が歩いているのは長い廊下だ。
複雑な形状をしているこの研究所は、廊下の左右に部屋があるという普通の形をしてはいない。
いや、正確には廊下に接した部屋もありはするのだが、それは小さな休憩室だったり、モニタールームだったりと小さい部屋ばかりだ。
廊下が繋げているのは培養カプセルが立ち並ぶ大部屋だったり、何に使うのか体育館のような広大な空間だったりする。
どうやら血の臭いの出所はこの近くのどれかの小部屋らしい。
特に確認しなければならない理由はない。けれどこれだけ堂々と侵入したというのに、何の音沙汰もないのは気にかかる。
これでは陽動もクソもあったものではない。
一番近くにあったドアの真横に背を預け、ふぅ、と小さく息をつく。
すちゃりと小型の銃を手にとる。弾は込めたしセーフティも外した。
大丈夫だ、『グループ』に入ってから猛特訓した。射撃の腕はかなりのものと自負している。
ゆっくりとドアノブに手をかけ、バン!! と乱暴に開け放つ。
即座に、いやドアが開け切らぬ内から一方通行は安全地帯から飛び出し、鈍く光る銃口を部屋の中へ向ける。だが、
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