過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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82: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/04/14(日) 00:07:19.47 ID:SfF/g84n0
一方通行は、まるで懺悔するように項垂れて話す。
今までただの一度も、一方通行がこんな正直に自らの気持ちを話したことはない。
美琴はやはり何も言わない。一切腰を折らず、一方通行が全てを話すのを待っていた。

「挫けそォになったことも何度もあった。『闇』の奥の奥にまで堕ちて行きそォになったこともあった。
だが、そンな時でもアイツがいてくれればそれだけで俺は大丈夫だった。必ず帰って来ることが出来た。
打ち止めがいなかったら今の俺はねェ。それだけは間違いない。
打ち止めのためだったら俺に出来ることは何でもするし、必要なら俺の薄汚ェ命くらいいくらでも捨ててやる」

一方通行は続ける。
初めて吐き出した気持ちを、最後まで。
これが、彼の本心。

「打ち止めは俺の希望だ。俺の全てだ。俺の命なンざとは比較にならねェほどに大切な存在だ。
そして俺は、俺を救ってくれた打ち止めとずっと一緒にいたいンだ」

はっきりと、臆することなく、言った。
一方通行にとって打ち止めとは何なのか。
一方通行はどうしたいのか。
それら全てを、ついに御坂美琴にぶつけた。


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