過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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86: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/04/14(日) 00:19:55.47 ID:SfF/g84n0
「……オマエは、自分がナニ言ってっか分かってンのか。
本当にそれでいいのかよ」

呆然と呟く一方通行に、美琴は僅かに、だが確かな笑みを浮かべて答えた。

「あの子たちは人形じゃない。それぞれに個性がある。
打ち止めが自分の意思でアンタと一緒にいたいと言った時点で、私にあれこれ言う権利はなかったのよ。
後はアンタの気持ちだけが重要だった。
……ただもし、アンタが打ち止めを代理演算の要としてしか見てなかったら。
本当は殺したくなかったって言い訳して、自分の罪から逃げ回ってるようなクズ野郎だったら。
それでもきっと私は、無理やりにでも打ち止めとアンタを引き剥がしたと思う」

そんな奴に、大事な妹を任せてはおけないから。
いつ何の気まぐれで打ち止めに危害が加わるか分からないから。
たとえ打ち止めに恨まれても、美琴は二人を離す覚悟を固めていた。
勿論そんなことはしたくない。打ち止めを悲しませるような真似はしたくなかった。
だから、一方通行が自分の望んでいたような答えを返してくれたことに美琴は安堵していた。


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