過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/15(月) 00:39:24.56 ID:Ey27nqdF0
そこまで見抜かれて、恋査は人間らしく若干の驚愕を浮かべた。
だがそこに焦りの色は欠片もない。
あくまで冷静なまま、余裕すら感じられる。
「流石は第一位。頭脳も相応のようですね、もうそこまで見抜かれるとは。
ええ、あなたの言っていることはほとんど正解です。
ただ一つ訂正させていただくとするならば、脳という表現は正確ではありません。
生命の最小単位として視床下部だけが人間の名残です。
たとえ私が死亡しても、他の視床下部がこの恋査という体に搭載されるだけの話」
それは生きているのか、死んでいるのか。
噴出点を設けるためには、完全に一個の人間になってしまうクローンのようなものでは駄目だった。
生物学的手段を一切用いずに、人間という生き物を再現する必要があった。
その矛盾した状態を、どこかの誰かは実現させてしまった。
そして学園都市の予算の一部を丸呑みにするほど莫大な費用を糸目をつけずに投入され、出来上がったのが恋査という大戦力。
どれほどの手間と資金を費やすとしても、それだけの価値があると判断されたのだろう。
たとえ七人の超能力者全員の怒りを買ったとしても。
それら全員を単騎で蹴散らせるほどの戦力。
ガシャコン!! という音と共に恋査の背中に巨大な花が展開される。
折りたたまれていた金属棒が何らかの計算式に従って高速で動き、再び背中の内部へと戻っていく。
「背面内部の『編み棒』を展開、数値制御することで人形内の糸を引っ張るような形で人体配線の設計図を変更。
複数の人間の同特徴を再現し、切り替えることで噴出点を作り上げることが可能となっております。
具体的には第一位から第六位までの超能力者と、半径二〇〇メートル以内の任意の能力者から自在に能力を引き出すことが可能となります。
……現状、解析不能な第七位は実現できていませんが、他六人分の力でごり押しすれば撃破できるだろうとのことです」
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