過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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877: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/15(月) 00:54:28.47 ID:Ey27nqdF0
一度垣根が攻勢に回ればこんなものなのだ。
そもそも、この戦いは前提が間違っている。
『白鰐部隊』は友莉が語ったように群れで個の超能力者を蹴散らすもの。
今回は圧倒的に人数が足りていない。

『白鰐部隊』では第三位や第四位との戦闘では、五〇人で相手取ることを想定している。
であるならば。第二位に対して五人で挑むというのは、どれほど愚かであることか。
実際には垣根の負傷によってそのハードルはだいぶ下がっているだろうが、それでもたかが五人でどうにかなるものではない。

「おいちちち……やぁっぱまともにやると厳しいかにゃ?」

「もう立ち上がるか。俺の制約を差し引いても普通じゃねえな」

腹をさすりながらもすくりと起き上がった相園たちを見て、垣根は僅かに目を細める。
動きを封じたつもりだったが、見てみれば五人ともまだまだ元気で十分に戦えそうだった。

「あたしらの『油性兵装』は超電磁砲と同じく応用力の幅が広いタイプだし」

一定以上のレベルにまで上り詰めた能力者はおおよそ二つのパターンに分けられる。
極めて強力な攻撃を行う一点突破型。
多彩な攻撃手段を組み立てる万能型。

分かりやすい例としては、やはり第四位の『原子崩し』と第三位の『超電磁砲』の対比だろう。
『油性兵装』は美琴と同じく後者に分類されるタイプの能力だ。
それを生かしたのが彼女たちが身に纏っている黒い鎧のようなドレス。
服をオイルの装甲に変換したもので、かなりの防御力を誇る。


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