過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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885: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/15(月) 01:07:36.42 ID:Ey27nqdF0
そして丁度切り替えが終わった頃に一方通行の攻撃が恋査の背中に届いた。
だがその攻撃は恋査にダメージを与えることはなかった。
その前に、背中から巨大な白い翼が六枚展開され、それが盾の役割を果たしたからだ。
『原子崩し』、『超電磁砲』に続いて今度は白い物質の生成。

「『未元物質』……ッ!! 頭で分かっていても本当に面倒くせェ奴だなオマエは!!」

第四位、第三位、第二位。
恋査の恐ろしさは多重能力者なんてものではない。
複数の超能力を使用できるという脅威の事実がどうでもよくなるほどに、一つ一つが強力すぎる。

そのまま白い翼が肥大化する。
まともに食らえば人体をドロドロにしてしまうほどの破壊力。
一方通行は大きく飛び上がってそれを回避。
ガシャコン!! と恋査が花を展開、使用能力を切り替える。

轟!! とこの空間に人工的な突風が巻き起こる。
一方通行は何もしていない。恋査によるものだ。
六人の超能力者の内、誰かの能力を使って起こしたもの。

「だァから勝手に俺の力使うンじゃねェっつゥの!! 著作権は守りましょォってなァ!!」

それが『一方通行』によるものだと、一目で分かった。
何しろ自分の力なのだ、この程度即座に見破れる。
一方通行は恋査に対抗するように能力を使用、室内に流れる気流を操作する。

「私と綱引きするつもりですか。無駄だとは思いますが」

だが綱引きになれば引き分け以外に結果はあり得ない。
互いに使用している能力は同一である以上、そこでは決して差は生まれない。
―――そのはずだった。


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