過去ログ - 暦「火憐ちゃん、ごめん」
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410: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 17:58:39.87 ID:PGWDh4gJ0
火憐「え? 良いの?」

なんで嬉しそうなんだよ。 そこは「兄ちゃんを殴る事なんて出来ないよ」とか言っておけよ。

暦「一発だけな、二発は許さないぞ」
以下略



411: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 17:59:07.29 ID:PGWDh4gJ0
との訳で、僕は綺麗に吹っ飛んだ。

つうか、マジで遠慮無しだった。

この前の風呂で殴られた時よりも本気だったぞ。
以下略



412: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 18:00:04.24 ID:PGWDh4gJ0
吹っ飛んだついで、先程入ってきた扉に頭を思いっきりぶつけた。 いや、マジで痛い。

火憐「どう見ても大丈夫じゃねえけど。 あたしが殴っといてあれだけどさ」

火憐「ってか、血でてんぞ、兄ちゃん」
以下略



413: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 18:01:04.83 ID:PGWDh4gJ0
暦「見とけ、火憐ちゃん。 これが僕だ」

そう言い、先程切った傷口を火憐に見せる。

狙いは、最初からこれだった。 もう、火憐に対しては嘘を付きたく無かった。
以下略



414: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 18:01:38.24 ID:PGWDh4gJ0
暦「いつかはさ、話さないとって思ってたんだ」

暦「火憐ちゃん。 今からする話、聞いてくれるか」

僕がそう言うと。
以下略



415: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 18:02:46.03 ID:PGWDh4gJ0
大分、長い時間話し込んでいたと思う。

辺りは少しずつ、明るくなっているのが見て分かる。

春休みに、僕の身に起きた事。
以下略



416: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 18:03:41.78 ID:PGWDh4gJ0
火憐「へええ。 すげえな兄ちゃん。 じゃあさ、腕とか吹っ飛んでも、また生えてくるんだよな?」

と、それはもう嬉しそうに聞いている。

一つ気になる事と言えば、さっきから聞いてくる質問が殆ど。
以下略



417: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 18:04:51.81 ID:PGWDh4gJ0
暦「前にさ、覚えてるかな。 貝木泥舟って詐欺師」

火憐「ああ、あいつか。 覚えてるよ。 兄ちゃんの誇りを汚した奴だ、許せねえ」

いや、その誇りってお前の事なんだけどな。 自分で言ってて恥ずかしくないのかな。
以下略



418: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 18:05:22.07 ID:PGWDh4gJ0
火憐「ふーん。 なんだ、てっきり馬鹿でも風邪は引くってのが実証されたのかと思ったんだけどな」

自覚あったんだ。 初めて知った。

暦「ま、そんな訳で」
以下略



419: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 18:05:56.06 ID:PGWDh4gJ0
そう、僕が締めると、火憐はいつもみたいに笑って、僕にこう言った。

火憐「あはははは! 何言ってるんだよ、兄ちゃん」

火憐「兄ちゃん、あたしより弱いのに良く言えるよな。 そんな兄ちゃんが化物なら、あたしはどうなんだよ」
以下略



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