449: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 13:38:07.33 ID:7T0TV7XF0
参で数えるのやめるんじゃねえよ。 幼稚園児か。
暦「十万円だ、十万円」
火憐「じゅ、十万円……」
450: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 13:38:52.48 ID:7T0TV7XF0
暦「実はこれ、家の生活費をこっそり貰ってきたんだよ」
火憐「うおりゃ!」
瞬間、火憐のローキックが炸裂。 狙ったのか、たまたまなのか、見事に太もものツボに入る。
451: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 13:39:51.93 ID:7T0TV7XF0
つうか、なんて事だ。 これは非常にマズイ。
これからの生活、火憐の暴力に今より更に怯えなければいけないのか。
火憐にとって、不死身体質は良いサンドバック。
452: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 13:40:59.75 ID:7T0TV7XF0
ここで気を付けなければいけない事は、僕が蹲っていると言う事実である。
その為、火憐を見上げる形となっているのだ。
よく、巷では「火憐の方が僕より背が高い」等と言われているが、あれはあれだ。
453: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 13:41:32.32 ID:7T0TV7XF0
火憐「まあまあ、良いじゃねえか。 あたしと兄ちゃんの仲だろ?」
そんな仲、僕は望んでいない。
暦「……言っておくが、火憐ちゃん。 ここで僕に逆らうと言う事は、お前の朝ご飯が無くなるって事なんだぜ。 分かるか?」
454: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 13:42:12.46 ID:7T0TV7XF0
暦「おいおい、考えてもみろよ、火憐ちゃん」
暦「このお金は、確かに僕のでは無い。 それは認めよう」
暦「けどな、元はと言えば生活費だ。 僕や火憐ちゃんや、月火ちゃん。 それに両親のな」
455: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 13:42:45.13 ID:7T0TV7XF0
火憐「正義の……役目」
火憐「……そうだな! 兄ちゃん、その通りだ!」
火憐「あたしが間違っていた……兄ちゃんの言う事に間違いはねえんだ」
456: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 13:43:20.37 ID:7T0TV7XF0
火憐「よし、そうと決まれば兄ちゃん。 その財布を寄越せ」
暦「え? 何でだよ、火憐ちゃん」
火憐「だってそうだろ? あたしは余計な物には使わない自信があるしな」
457: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 13:44:14.51 ID:7T0TV7XF0
閑話休題。
火憐「よっし。 じゃあ飯を食いに行こうぜー」
結果的に、火憐に財布を奪われ、僕は先程の火憐よろしく、無一文となってしまった。
458: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 13:44:41.67 ID:7T0TV7XF0
火憐「りょーかい」
とりあえずの行動を決め、僕と火憐は並んで歩き出す。
それにしても、火憐とこれだけ一緒に行動するのって、いつ振りなんだろう。
459: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 13:45:32.65 ID:7T0TV7XF0
火憐「なあ、兄ちゃん。 ただ歩くってだけも、つまらなくねえか?」
と、横から火憐が話しかけてくる。
暦「なら別に、逆立ちしてもいーぜ。 今日くらいは見逃してやる」
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