597: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/20(土) 20:06:32.07 ID:16NcLeen0
忍野「さてと。 それじゃあ、下で準備をしてくるよ。 妹ちゃん、行こうか」
火憐「ああ」
忍野「場所は、この前阿良々木くんが悪魔と戦ったあの場所だからね。 間違えない様に」
598: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/20(土) 20:07:00.40 ID:16NcLeen0
忍野「そうか。 ならオッケー。 じゃあまた、後で」
そう言い、忍野は部屋から火憐を連れて出て行く。
暦「火憐ちゃん、また後で」
599: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/20(土) 20:07:40.97 ID:16NcLeen0
そして、今に至る。
現在。
忍野の準備が終わるのを待ち、上の部屋で忍と二人で待機という訳だ。
600: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/20(土) 20:10:26.10 ID:16NcLeen0
暦「ああ。 一応、多少は普通より回復力があるし」
忍「まあよい。 いつ死ぬのか生きるのかを選ぶなんて、お前様の勝手じゃしな」
暦「迷惑掛けるよ。 お前にも、忍野にもさ」
601: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/20(土) 20:10:52.79 ID:16NcLeen0
忍「だが、お前様はお前様じゃよ。 妹御は妹御。 似ているが、一緒では無い」
忍「お前様は、巨大な妹御の思っている事に気付けなかったのを酷く後悔している様じゃがな」
忍「似ているからこそ、気付かない事もあるんじゃよ。 距離が近すぎて、気付かないと言った所じゃ」
602: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/20(土) 20:13:07.41 ID:16NcLeen0
忍「ふむ。 怪異と一度でも関われば、関わり易くなる。 かのう?」
暦「そう。 火憐ちゃんも、僕みたいに次から次へと問題事を抱えるのかもしれない」
忍「なんじゃ、お主。 首を突っ込んでいたのが問題事だと、認識しておったのか」
603: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/20(土) 20:13:57.16 ID:16NcLeen0
忍「先程も言った様に、お前様と巨大な妹御の場合は、距離が近すぎたんじゃよ」
暦「って言ってもさ、気付けなかったのは僕の責任なんだよ。 近すぎたとしても、分かる事なんて出来た筈なんだ」
忍「なるほどのう……お前様がそう思うのも無理は無い話じゃと思うが、後悔しても仕方ないじゃろ。 過去には戻れんしのう」
604: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/20(土) 20:14:46.07 ID:16NcLeen0
暦「どういう意味だ、忍」
忍「簡単な事じゃよ。 お前様と、妹御だったから、今回の事になったんじゃ」
忍「馬鹿と馬鹿だしのう。 選べる道なんて、最初から無い」
605: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/20(土) 20:15:11.20 ID:16NcLeen0
暦「忍にそう言われちゃ、返す言葉もねえな」
忍「だから、お前様が悩む事でも無いわい」
忍「お前様は、ただ妹に想われて幸せだなぁ。 とか感じておればいいだけじゃ」
606: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/20(土) 20:16:46.55 ID:16NcLeen0
暦「とにかく、僕はまたあの家に帰る。 もう一人の妹も待っているし」
忍「そうじゃな。 今回、儂は殆ど無力と言っていい。 いくらあの小僧がおると言っても、油断はするなよ」
暦「はは。 随分とマジな兄妹喧嘩になりそうだな。 あいつ、強いからなぁ」
607: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/20(土) 20:17:19.72 ID:16NcLeen0
忍野「やあ、お待たせ」
忍野が戻ってきたと言う事は、つまり。
暦「準備が出来たって事か」
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