622: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 17:26:40.80 ID:3uFUiPCu0
すいません投下順ミス。
>>620-621の間抜けてました
623:620-621の間 ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 17:27:28.23 ID:3uFUiPCu0
暦「言っただろ、忍野。 僕はあれを斬ったりはしない。 火憐ちゃんを殺す訳には、いかない」
忍野「そうかい。 ま、一応って事で頭に入れておいてくれよ」
そうは言われても、僕は多分、本当に死にそうになったとしても、あれを攻撃する事は無いのだろうが。
624: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 17:28:02.15 ID:3uFUiPCu0
僕の目の前に生えている木は、今にも攻撃しようと、無数にあるツタを蠢かしている。
それは火憐の意思では無く、怪異の意思だ。 ただの、呪い。
忍野「それじゃあ、行こうか」
625: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 17:28:30.70 ID:3uFUiPCu0
おいおい。 まだ、あの木とは大分離れた位置なんだけど、どんだけ範囲が広いんだよ。
忍野「とは言っても、阿良々木くんは素手だから、うまい事あの木の懐に潜り込まなきゃ、勝機は無いよ」
暦「懐に? そこまで行けば勝てるのか?」
626: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 17:28:58.37 ID:3uFUiPCu0
暦「それだけか? なら、思っていたよりも簡単そうだな」
忍野「ははは。 それが大変なんだよ、阿良々木くん」
忍野「忍ちゃんのブレードも無ければ、今の阿良々木くんは殆ど人間だ。 攻撃してくるツタを斬る事も出来なければ、食らいながら無理矢理進む事も難しい」
627: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 17:29:26.14 ID:3uFUiPCu0
忍野「そうだ。 忍ちゃん、ちょっと良いかな」
いつの間にか、忍野は僕の後ろに立っていた。 そして、僕の背中で忍と何やら会話をしている様だ。
さてと。
628: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 17:30:17.35 ID:3uFUiPCu0
ったく、本当に色々と、迷惑を掛けてくれる妹だな。
まあ。 今回に限っては、僕にも責任はあるのだけれど。
つうか、そんな風になる程僕の事を想うとか、お前はヤンデレかよ。
629: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 17:30:44.25 ID:3uFUiPCu0
全部終わらせて、帰ろうぜ、火憐ちゃん。
月火ちゃんも入れて、三人で話そう。
僕の身にあった事。 火憐の身にあった事。
630: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 17:31:11.42 ID:3uFUiPCu0
火憐ちゃんは僕の事を受け入れてくれたし、人間だと言ってくれた。
忍野みたいに、影縫さんみたいに。
月火ちゃんも、多分そうだよな。
631: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 17:31:37.94 ID:3uFUiPCu0
忍野「阿良々木くん、準備は良いかな」
背中から、忍野の声が聞こえてきた。
忍との話は終わったのか、既に忍は僕の影の中へと消えている。
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