過去ログ - 暦「火憐ちゃん、ごめん」
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669: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 22:26:11.19 ID:3uFUiPCu0
忍野「そこまでじゃないさ。 忘れるのは、今回の怪異に関する記憶だけだ」

暦「それって……」

忍野「つまりは、自分が何をしたかとか、阿良々木くんの正体だとか。 そういった事を丸っきり忘れるって事だね」
以下略



670: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 22:27:18.54 ID:3uFUiPCu0
そう、だろうか。

僕は、その案に賛成できたのだろうか。

ああ、そうだな。
以下略



671: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 22:27:50.09 ID:3uFUiPCu0
忍野「ま、そういう理由だよ。 妹ちゃんは今回の事は全部覚えていない。 けど、生きている」

忍野「後遺症なんてのも、無いだろうね」

火憐は、それで良かったのだろうか。
以下略



672: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 22:28:20.98 ID:3uFUiPCu0
暦「なあ、忍野。 一つ聞いてもいいか?」

未だにしゃがみ込む忍野の背中に向けて、僕は聞く。

忍野「うん。 良いよ」
以下略



673: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 22:28:51.84 ID:3uFUiPCu0
僕にとって。

暦「……それは、そうかもな。 僕も今回、大分、自分の馬鹿っぷりを認識させられたよ」

暦「でも、まあ。 やり直せるのなら、やってやるさ」
以下略



674: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 22:29:17.35 ID:3uFUiPCu0
そうしてその後、僕は火憐をおぶって、忍は僕の影に戻り、忍野は少しだけフラフラしながら(多分、僕が殴った所為だろう)いつもの部屋へと向かう。

忍野「そうだ、阿良々木くん」

前を歩く忍野が、僕の方に振り返り、口を開く。
以下略



675: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 22:29:44.47 ID:3uFUiPCu0
忍野「今回のはチャラでいいよ」

暦「チャラ? 理由を教えてくれよ」

暦「さすがに、僕を騙したからとか、そういう理由じゃねえんだろ?」
以下略



676: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 22:30:13.74 ID:3uFUiPCu0
暦「……そうかよ」

全く、こいつも本当に、お人好しだよな。

暦「僕に肩代わりとかはさせないのか」
以下略



677: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 22:30:46.46 ID:3uFUiPCu0
迷惑掛けるよな、忍野にも。

こいつは最初っから、多分、請求する気なんて無かったのだろう。

結局、全て忍野の計算どおりだったって訳なのかもしれない。
以下略



678: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/21(日) 22:31:13.86 ID:3uFUiPCu0
暦「これは、粉?」

忍野「そ。 まあ、あの怪異の遺物って感じかな。 これはこれで、結構危険な物だからさ、僕の方で処分しておくよ」

忍野の柄もあり、なんだか危険な薬物を持っているおっさんみたいだな。 言わないが。
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