737: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 14:30:44.51 ID:NdawjWEZ0
さて、そろそろ纏めるとしようか。
結局、今回の事を覚えているのは、僕と忍、それに忍野だけだ。
それが良かったのか、悪かったのかは分からないけれど、思う所があるのは事実である。
738: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 14:32:54.95 ID:NdawjWEZ0
火憐と月火に僕の事を話そうかは悩んだのだけれど、一旦時間を置く事にした。
勿論、このまま嘘を付き続けるつもりなんて、無い。 あいつらにはもう、嘘を付きたくは無い。
今は僕もここ最近の出来事で疲れているし、うまく説明できるのかさえ、分からないし。
739: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 14:33:21.43 ID:NdawjWEZ0
そして、火憐の身に起こった事については、黙っておく事にした。
今回の物語は、僕が覚えていればそれでいい。
僕の事を想い、傷付いた火憐。
740: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 14:33:48.94 ID:NdawjWEZ0
さて、そんな事を考えている間に大分良い時間になってきた。
そろそろ寝るとしよう。
と、思った時。
741: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 14:34:15.93 ID:NdawjWEZ0
さて、そんな事を考えている間に大分良い時間になってきた。
そろそろ寝るとしよう。
と、思った時。
742: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 14:35:00.09 ID:NdawjWEZ0
暦「んー」
と、返事をする。 返事と言うか、呻き声みたいになっていたが。
その声が聞こえた様で、扉はゆっくりと開かれていった。
743: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 14:35:27.84 ID:NdawjWEZ0
暦「火憐ちゃんか。 つうか、お前何か悪い病気にでも掛かったか?」
火憐「あ? 何でだよ」
暦「いや、だってさ。 ドアをノックするなんて、火憐ちゃんじゃないじゃん」
744: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 14:36:58.47 ID:NdawjWEZ0
火憐「なあ、兄ちゃん」
暦「んー?」
火憐「あたし、今から変な事言うけど、笑うんじゃねえぞ」
745: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 14:37:27.30 ID:NdawjWEZ0
そんな約束も、したっけな。
覚えている筈の僕が忘れていて、忘れている筈の火憐が覚えているとは、とんだ面白話である。
暦「……そっか」
746: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/22(月) 14:37:57.17 ID:NdawjWEZ0
暦「火憐ちゃん」
火憐「ん?」
いつもの顔。 いつもの雰囲気。 いつもの感じ。 いつも通りの僕で、いつも通りの火憐に、いつも通り、笑いながら言ってやる。
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