794: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 14:16:32.83 ID:0GT2MdEX0
しかし、僕には作戦がある。 ふふん。
やがて、月火がカードを一枚持っていく。
当然、そのカードはペアとなり、月火の手札は残り二枚。
795: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 14:16:59.61 ID:0GT2MdEX0
月火「はっはっは! 残念だったね、お兄ちゃん」
何勝ち誇ってるんだよ、まだ勝負は終わっちゃいねえぞ!
暦「まだ分からねーぜ、月火ちゃん。 お前が負ける可能性だって、十分にあるんだよ」
796: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 14:17:37.11 ID:0GT2MdEX0
月火「おやつのケーキだよ。 お兄ちゃん」
暦「別にいいぜ。 僕は負けても、昨日の分も合わせてもう一個あるし、問題ねえからな」
月火「甘いね。 お兄ちゃんはその二個とも賭けるんだよ」
797: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 14:18:04.84 ID:0GT2MdEX0
月火「だから、私は火憐ちゃんの分のケーキも賭けるのさ!」
火憐の分?
はあ? おいおい、こいつ本気かよ。
798: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 14:18:34.52 ID:0GT2MdEX0
今日は月火の奴もなんか強気だし、火憐の奴も妙にノリが良い。
暦「オーケー。 その賭けは成立だ、月火ちゃん」
月火「よし、じゃあ負けた方が、相手にケーキを二つ献上。 成立だね」
799: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 14:19:03.53 ID:0GT2MdEX0
この一枚、これこそがババである。
普通に持っている方のカードは当たり。 すなわち、こっちを引かれれば僕の負けだ。
月火の性格からして、恐らく僕の事は疑ってかかっているだろう。
800: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 14:20:05.06 ID:0GT2MdEX0
月火「んー。 なんだか、負ける気がしないよ、お兄ちゃん」
暦「ふっ。 それは勝ちが確定してから言うべきだな」
月火「もう確定している様な物だもん。 そりゃ言うよ」
801: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 14:20:59.86 ID:0GT2MdEX0
月火「ほらね? ケーキありがとうお兄ちゃん」
な、なんだと。
おかしい、月火がそっちのカードを引くなんて。
802: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 14:22:08.37 ID:0GT2MdEX0
月火「まあ、お兄ちゃんがどうしてもって言うなら、もう一回やってあげてもいいんだけどなぁ」
暦「……く」
火憐「あっはっは。 兄ちゃん残念だったなぁ」
803: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/23(火) 14:22:56.32 ID:0GT2MdEX0
暦「いやあ、負けたよ。 兄ちゃんの負けだ」
月火「潔く負けを認めるんだね。 まあ、ケーキは貰うけど」
暦「うんうん。 やっぱり強いよ、月火ちゃん」
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