13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/07(日) 23:17:38.69 ID:gVb9Xpc80
■ ■ ■ ■
お疲れ様でしたー!
スタッフがそう声を上げたと同時に私は駆け出していた。
「プロデューサー! 私、私……っ」
昂る気持ちを抑えようともせず、彼の傍に。
「ああ! よく頑張ったね、萩原さん!」
「……っ」
もう、我慢なんてできない。私はプロデューサーに寄り添い、涙と共に嗚咽を漏らしていた。
「大丈夫? やっぱり怖かった?」
「違うんです」
怖いわけではなかったが、それよりも。
ただ――嬉しかった。
「……そっか」
プロデューサーが私の目元に何かをそっと当てる。
涙を拭ってくれるその手つきが優しくて、温かくて。
胸いっぱいに広がる気持ちにまかせるまま、余計に泣いてしまった。
39Res/23.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。