406:たんぽぽ ◆gijfEeWFo6[saga]
2013/04/28(日) 01:04:59.71 ID:7G+wO0VV0
新しいプロデューサーの第一印象は、普通のお兄さんって感じだった。眼鏡をかけていて、そこそこの顔立ちをした、普通の人。
この人とこれから仕事するんだ……男の人と一緒に仕事をするのは初めてでは無いけど、プロデューサーが男の人なのは初めてだから少しだけ緊張と不安を感じた。
407:たんぽぽ ◆gijfEeWFo6[saga]
2013/04/28(日) 01:07:46.11 ID:7G+wO0VV0
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「ねぇ、プロデューサー。プロデューサーって何歳?」
408:たんぽぽ ◆gijfEeWFo6[saga]
2013/04/28(日) 01:10:28.05 ID:7G+wO0VV0
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「プロデューサーってあんまり笑わないよね」
409:たんぽぽ ◆gijfEeWFo6[saga]
2013/04/28(日) 01:20:31.02 ID:7G+wO0VV0
ある日、私は加蓮と奈緒で出掛けた。特に目的も無く服を見たり、装飾品を見たりして時間を潰した。
今までは殆どの人が気付かなかったのに、所々で私達に気付いている人がいた。私達はそろそろ顔を隠さなきゃいけないようだ。
410:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/28(日) 01:22:00.87 ID:z9AU3pQwo
きたー
411:たんぽぽ ◆gijfEeWFo6[saga]
2013/04/28(日) 01:32:41.53 ID:7G+wO0VV0
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「新しいプロデューサーさんってさ……何か、壁を作ってるよね」
412:たんぽぽ ◆gijfEeWFo6[saga]
2013/04/28(日) 01:37:36.02 ID:7G+wO0VV0
後日、美嘉に訳を聞いた。
驚く事に、プロデューサーの周りにいた小さい女の子達は本当にプロデューサーの娘だったらしい。
413:たんぽぽ ◆gijfEeWFo6[saga]
2013/04/28(日) 01:40:03.04 ID:7G+wO0VV0
「それじゃ、撮影行ってくるね」
「あぁ、がんばれ」
414:たんぽぽ ◆gijfEeWFo6[saga]
2013/04/28(日) 01:44:44.55 ID:7G+wO0VV0
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最近、プロデューサーの表情が柔らかくなった。私達に対するどこか尖った雰囲気が無くなった。
415:たんぽぽ ◆gijfEeWFo6[saga]
2013/04/28(日) 01:50:02.71 ID:7G+wO0VV0
「酷い雨だったな……風邪引くからこれ着てろ」
私は、急な雨に打たれながら、仕事場から事務所に帰ってきた。ずぶ濡れの私に、プロデューサーはスーツの上着を羽織らせてくれた。
416:たんぽぽ ◆gijfEeWFo6[saga]
2013/04/28(日) 01:54:17.95 ID:7G+wO0VV0
香水の類でも、消臭剤とかそういう類のものでもない、どこか自然な匂い。
気になって原因を探ってみると、どうやらプロデューサーが羽織らせてくれた上着から匂ってきたらしい。
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