過去ログ - 【まどか×PSYREN】ほむら「結構よ、指を咥えてそこで見ていなさい。夜科アゲハ」
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256: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:00:03.42 ID:qxkYAYAJo
「仁美?どうしたの、こんな時間に?」

 近づいた途端にさやかちゃんが声をかけます。
 ピクリと、さやかちゃんが何かに反応したような気がしました。

以下略



257: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:01:01.86 ID:qxkYAYAJo
「俺は駄目なんだ、こんな小さな町工場一つ満足に切り盛りできないんだ」

 作業着を着た中年の男の人がパイプ椅子に座ってもぞもぞとそんなことを言っています。多分ですけど、この
工場の社長さんだった人みたいです。おじさんの足元には何かの液体が注がれたバケツが置いてあります。

以下略



258: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:02:19.26 ID:qxkYAYAJo
 さやかちゃんが仁美ちゃんを押さえつけてくれてるみたいです。
 私は無理を通してバケツまで駆け寄ります。
 しっかりとバケツを掴むとそのまま持ち上げて近くの窓に駆け寄って、投げます。
 ガラスが割れる甲高い音が響きわたります。

以下略



259: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:03:02.19 ID:qxkYAYAJo
 隣でさやかちゃんが綺麗な青い光に包まれて変身しました。
 青を基調として、所々に白を組み込んだ露出の多い騎士のような恰好で手には剣を持っています。ライトアー
マーというのに近そうです。

 飛び出したさやかちゃんは迫りくる傀儡のような使い魔を正面から両断してみせました。
以下略



260: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:04:03.90 ID:qxkYAYAJo
 使い魔の群れをなぎ倒して、旋回するように魔女の周りをグルリと廻りはじめます。まるで青い閃光のようで
した。

 そして、先ほどよりも酷い音が鳴り響きます。

以下略



261: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:05:02.01 ID:qxkYAYAJo
 荒い呼吸音が聞こえてくるのは幸いでした。
 私はさやかちゃんの名前を呼び続けます。残酷かもしれないけれど、意識が戻れば何とかなるような気がした
からです。

 けれど、意識が戻らなくてもどうやら何とかなるみたいでした。
以下略



262: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:06:02.80 ID:qxkYAYAJo
 険しい表情で少しだけ焦ったようなほむらちゃんは魔女に向き直りながらそう言います。

「大丈夫。巴さんとももう連絡を取ってあるから」

 少しだけ優しい声色でそう付け足してくれました。
以下略



263: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:07:06.94 ID:qxkYAYAJo
「そっか、あたし」

 さやかちゃんは自分の体をあちこち触って状態を確認しています。

「今、ほむらちゃんが戦ってるから私たちは外で待ってよう?」
以下略



264: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:08:01.84 ID:qxkYAYAJo
 ほむらちゃんは一度言葉を切ると改めて口を開きました。

「それに美樹さん、今はまどかの安全を優先して!」

 ほむらちゃんの声には強烈な威圧感が込められていました。
以下略



265: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:09:02.09 ID:qxkYAYAJo
 確かに凄い威圧感だったけれど、殺気というほどだったかは私にはよくわかりませんでした。

「いろんな秘密を見てきたって言ってたし、多分私たちが想像もつかないことだよ」

 それから私たちはお互いに黙ったまま空を見上げていました。
以下略



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