過去ログ - 【まどか×PSYREN】ほむら「結構よ、指を咥えてそこで見ていなさい。夜科アゲハ」
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271: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:15:11.48 ID:qxkYAYAJo
 そうこうしているうちに使い魔が私たちとは逆の方向に進んでいきます。

「逃げちゃう!」
「よっしゃ!」

以下略



272: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:16:03.08 ID:qxkYAYAJo
「あんたさぁ、卵を産む前のニワトリ締めてる自覚ないの?」

「あんたみたいな魔法少女がいるから!! ほかの人を食い物にして言い訳なんてない!!」

 さやかちゃんは完全に頭に血が上っているみたいで、乱暴に券を振り回しています。
以下略



273: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:17:05.24 ID:qxkYAYAJo
 咄嗟に体が動きます。さやかちゃんの元に駆け寄るためです。
 それなのに、目の前に突然現れた赤い鎖に阻まれてしまいました。

 さやかちゃんの体も、赤い鎖にぶつかって地に転がります。

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274: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:18:03.36 ID:qxkYAYAJo
 そして、案の定さやかちゃんは完全に手玉に取られてしまいました。
 ガリガリ、ギリギリ、ザザザ、ギギギと刃物が擦れる音が響きます。
 さやかちゃんは幾度も幾度も肌を裂かれています。その度に回復の魔法で傷を治していきます。だけど、それ
にもやっぱり限界があるようで、少しづつ動きが鈍ってきてしまっています。

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275: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:19:14.55 ID:qxkYAYAJo
 硬直したさやかちゃんを無視して二人は一瞬だけ視線を合わせました。
 そして、杏子ちゃんは踵を返して路地を出て行きます。

「あんた!! どういうつもりだ!」

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276: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:20:36.13 ID:qxkYAYAJo
 佐倉杏子と名乗った魔法少女との出会いから数日が経ちました。
 そして、昨晩さやかちゃん、マミさん、ほむらちゃん、杏子ちゃんの四人が偶然一堂に会してしまいました。

 それまでも少し元気がないだったさやかちゃんは目に見えて落ち込んでいるようで、少し心配になります。
 ふらふらと紐の切れた風船みたいにどこかに飛んで行ってしまうような、そんな危うい雰囲気を醸していました。
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277: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:21:02.24 ID:qxkYAYAJo
「えっ?うん。まぁそうなんだけど、でもどうして?」

「なんとなく、さ」

 杏子ちゃんは自分が咥えているの同じお菓子を私に差し出して、分けてくれます。
以下略



278: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:22:02.42 ID:qxkYAYAJo
 杏子ちゃんは嬉しそうに顔を赤らめました。

「きっと私もさやかちゃんに同じようなことを言ったら恥ずかしいんだろうな」

 思ったことがそのままスルリと口から出ていました。
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279: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:23:05.31 ID:qxkYAYAJo





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280: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:24:08.24 ID:qxkYAYAJo
 今日、さやかちゃんは学校をお休みしました。普段、休む時は前もって私たちに連絡をくれるのに、今日に限
っては何もなしでした。それどころか、学校にも連絡をしていないみたいです。
 私は居ても立ってもいられなくなり、お昼休憩の時間にほむらちゃんとマミさんに相談しました。

 すると、ほむらちゃんもさやかちゃんの様子がおかしいことには気がついていたみたいで、真っ先に「探した方がいいでしょうね」と言ってくれました。その時は時間もあまりなかったので、取りあえず探すことだけを決
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