過去ログ - 【まどか×PSYREN】ほむら「結構よ、指を咥えてそこで見ていなさい。夜科アゲハ」
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81: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 09:54:49.39 ID:0wYW71OQo
 ドアの正面に立ち、小さく深呼吸をする。
 過去に幾度となく通い、色々な話をした場所。
 ついこの間も、まどか、美樹さやか、巴マミと一緒にここで過ごした。
 けれど、三人一緒と一人とではやはり違う。
 もう一度、一人でここに来ることになろうとは予想していなかった。
 震える指をゆっくりと呼び鈴へと運ぶ。
 ッ。
 ピンポーン、という音が私の耳にも聞こえてくる。
 ほんの少しの間。そして、内側から扉が開けられる。ドアに近づきすぎていた私は、開いたドアにぶつかりそ
うになって、思わず一歩後ろに下がる。

「いらっしゃい、あがって?」

 内側から開かれたドアの中から巴マミが顔を出して、私を中へと促す。

「お邪魔するわ」

 軽く頭を下げ、彼女の後に続いて中へと入る。
 これまでに私が訪れた中で、もっとも簡素な部屋だ。最低限のインテリアに、ほんの少し奇妙な観葉植物が置
いてある。
 けれど、やはり素敵な部屋だった。
 案内されたリビングルームも同じようにやや簡素に映る、けれど素敵な取り合わせだ。
 この人の家に来るとまず、三角形のガラステーブルを探してしまう。
 そして、やっぱりあった。

「やっぱり、素敵なテーブルですね」

「ふふっ、ありがとう。今お茶を入れるからちょっと待っていてね」

 部屋の入り口から見て下座を選んで腰を下ろす。ふわふわとしたクローバーのクッションが暖かい。


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