過去ログ - 【まどか×PSYREN】ほむら「結構よ、指を咥えてそこで見ていなさい。夜科アゲハ」
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9: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/04/13(土) 08:09:39.09 ID:0wYW71OQo
 夜科アゲハと名乗った男は、穏やかな表情でこちらに歩いてくる。
 その表情に敵意は感じられなかったが、私は時を止め背後に回る。

「あなたは何者?サイキッカーっていうのは何?ただの人間じゃないのは間違いないわよね。目的は何?保護っ
ていったいどういう状態を保護と称するのかしら」

 私は警戒を露わに言葉を放つ。我ながら威嚇的だ。
 普段からこんないい方ばかりしているから不必要に反感を買うのだ。
 分かってはいるがここで止まれない。

「そんなに警戒しないでくれ。つっても、いきなりこんなこと言われても怪しいわな。わりぃわりぃ。順を追っ
て説明するからどこか別の場所にいかねーか」

 私が突如視界から姿を消して、真後ろから声をかけたことに対し夜科アゲハは微塵も動じず、こちらに向き直
ってその場に立ち止まる。
 彼には本当に攻撃の意思がなさそうだった。
 そして、私にはあの力の正体が読み取れていない。
 今の私では互角以上に戦える保障は『ない』。

「分かったわ。場所は私の病室でも構わないかしら?ただ一つだけ聞かせて」

 私は一度言葉を切ると、深呼吸をして再度口を閉じる。

「その力は何?」

 単刀直入に言葉を放つ。そしてそれは飾り気のない私の純粋な疑問でもある。

「あー、これを説明するのは難しいんだ。そうだな、魔法を感知、自動追尾して破壊する力だと思って貰って構
わない。その辺の詳しい話も含めて話をさせてくれ」

 少し長丁場になりそうだなと私は思った。

「えぇ、分かったわ。案内するついてきて」


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